何年たっても、まだ狂ってる。
Still Crazy After All These Years (Paul Simon)
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ゲーマーな日々、再び。

年末、急に思い立ってPS4とPSVitaを買いまして。年末年始は旅行にも行かずゲームに熱中してました。
そして唐突に思い出す、約30年前のこと。初めて買ったパソコンはPC88。ええ、PC98は高かったのでPC88。まだマニアくらいしかパソコンを持ってなかった時代に思い切ってパソコンを買った理由は、「ゲームがしたかったから」。
なんや、ゲーマーの走りやったんや、私って(笑)。
しかしそれからしばらく後にMacユーザーになってからは、「Mac用のゲームが少ない」おかげですっかりゲームから遠ざかり…。ここ20年くらいは全くゲームしてませんでした。
それが、「日本史を勉強するにはゲームがいいかも」という安直な理由から『信長の野望 創造PK』に目を付け、それをプレイするためにPS4を購入。もちろんこれが初めてのPS。ついでに電車の中とかでもゲームできるようPSVitaを購入。ここ20年全くゲームしてなかったのに、いきなり最新ハードを二つも購入とか、極端すぎるわ私。

あとはもう、ゲーマー街道ずるずると。『信長の野望 創造PK』の次は『GTA5』にはまり、「GTAやるんやったらオンラインやらんと」という周囲の声に誘惑されてPSプラスにも加入。無料でプレイできる「フリープレイ」ゲームも、貧乏性ゆえさっさとダウンロードしてぼちぼちプレイしてたんですが、そのうちの一本『EVE burst error R』が面白かった。
コマンド総当たりしなくちゃストーリーが進まないのは、最近のゲーマーにとってはめんどくさいかもしれないけれど、私はかえって懐かしかったり。そうそう、80〜90年代のアドベンチャーゲームってこんな感じだったよなあ。フロッピーディスクが何枚もあって、それを次々に入れ替えなくてはならなかったり。

ストーリーも面白かったんだけど、なんといってもロス=御堂。このキャラの魅力にやられた。最後まで旧国王への忠誠を貫く潔さ。彼に比べると、計画の発案者なのに途中で怖くなって逃げ出した桂木や、優柔不断なアクアがしょぼく見える。一本芯の通った悪役って本当に魅力的だ。
まあ、御堂が黒幕であることは割と早い段階から分かるんだけど、それ以降は、テラーの正体なんかよりも、「御堂が最後まで渋い悪役でありますように。小物っぽくなりませんように」と、そればかり気にかけていたといっても過言ではない(笑)。
結果、最後までかっこよくてホッ。本性を表してからも、まりなに対して「法条さん」とさん付けで呼んでいたり、最後までクールで知的な悪役だった。死んだ時はショックよりも、「かっこいいまま死んでくれてよかった」という安心感があったりして。まあ、最後に死ぬキャラな事は分かりきっていたしね。

女キャラで好きなのは氷室。今までツンデレの魅力ってあまり分からなかったんだけど、氷室で初めてツンデレの可愛さに気づかされた。
ツンデレといえば弥生もそうなんだろうけど、彼女は父親が探偵事務所所長で、なんか「お嬢さん」なイメージもある。対して氷室はバックボーンが何もなくて、同じエージェントなのにまりなにはかなわないことを知って悔しがったり、小次郎に翻弄されたり、「天才にはかなわない努力タイプの秀才」って感じで共感できる。

そんな訳で面白かった『EVE burst error R』。また、EVEシリーズの続編がフリプに落ちてくれたら嬉しいな。(結局フリプ待ちかよ、っていう)

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ゴムの木虐待疑惑

部屋に観葉植物を飾りたくて、ずっと探してた植物のひとつがフランスゴムの木。しかも「斑入り」で「曲がり」というちょっとレアなやつ。実際に実物を見て買いたかったからネットで買う気はなくて、時たま行く園芸屋さんに入荷してたらいいな、くらいの軽い気持ちだったんだけど、なんせちょっとレアだからなかなか出会えない。それがこないだの日曜日、ようやく出会えた。

4つくらい同じ品種が並んでいて、曲がり具合を見比べてから購入。だがなぜかどの鉢にも、値段は書いていても品種は書いていない。それでも曲がり仕立てなんだから、フランスゴムの木に違いない。念のため、店主らしき店員さんに「フランスゴムの木の班入りですよね?」と確認してみたら「そうです」とのこと。

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だが家に持ち帰ってよーく葉っぱを見てみたら、私が知ってるフランスゴムの木の葉っぱとは、どうも斑の入り方が違う。フランスゴムの木は、もっと細かく斑が入る感じ。それに茎や歯柄、新芽の部分もこんな風に赤くない。
ネットで調べてみたら、どうも同じゴムの木の仲間の「デコラ・トリコロール」もしくは「ティネケ」という品種じゃないかという気がする。

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しかしネットでは、「デコラ・トリコロール」もしくは「ティネケ」が、「曲がり仕立て」で売られている例はない。曲がり仕立てで売られているのはフランスゴムの木のみ。……もしかして、「ゴムの木は曲がりが人気だから」ということで、フランスゴムの木じゃないゴムの木まで、無理やり「曲がり」で育てられたのか? それってまるで、清の時代に幼女の足を無理やり曲げて固定し、纏足(てんそく)にしたのと同じレベルの虐待じゃないか?(汗)。

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まあ別に私も、どうしてもフランスゴムの木が欲しかった訳じゃなく、ただ「班入りの曲がり仕立てのゴムの木」が欲しかっただけだから、別に品種にはこだわらない。これはこれで気に入ってるし、購入したお店の店員に「フランスゴムの木と言ったけれど、違うじゃないですか!」とクレームつけて返品しようという気もない。ホントは曲がり仕立てにできる品種じゃないのに、無理やり曲がり仕立てにされたとしたら、なんだか不憫でよけいに愛情がわいてくるし。

……と見せかけて、これはやっぱりフランスゴムの木で、ただ普通とはちょっと違う突然変異種なのかも。誰か正解を知ってる方がいたら、教えてください。

 

 

 

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変わりゆくだんじり祭
 今、岸和田はだんじり祭<10月祭礼>の真っ際中。だが周りのお年寄りたちは「昔はだんじりは各町内をメーンに回ったが、今は駅前など人の多いところにし か行かなくて、自分らのところにはちっとも来てくれない」と寂しがっている。岸和田に生まれ育った者として、確かにだんじりは昔とは変わったと感じる。

全国から観光客が集まる<9月祭礼>と違い、<10月祭礼>は地味だ。だが<10月祭礼>ならではの見所もある。それは時期的に、黄金の稲穂畑を背景に走るだんじりが見られることだった。それは絵として美しいだけでなく、元々だんじりの起源は、五穀豊穣の祈願だからだ。
だが今では、のどかな田舎の田園風景の中を行くだんじりはほとんど見られなくなった。人の多い場所しか走らなくなったのは、中継するTV局の都合もあるのだろうか。

懐古趣味かもしれないが、やはりだんじりがもっとも映えるのは、黄金に実った稲穂の中を行く光景だと思う。その起源が、五穀豊穣祈願ということを改めて思い起こさせてくれる。 今はもうほとんど見られなくなった光景だから、なおさらそう思うのかもしれない。

他にも、だんじりが昔と変わったところはたくさんある。その一つが大工方の格好だ。子どもの頃は、屋根の上で舞う大工方の、粋な着流しに憧れたものだった。なのに今は、着流しで華麗に舞う大工方を全く見ない。みな法被である。大工方まで揃いの法被だと、「選ばれた人」という感じがあまりなくて、「曳き手が順番で屋根に上ってみました」という感じがしてつまんない。
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たわわちゃんクッキー
記憶が薄れないうちにカンボジア旅行記の続きを書きたいのに、平日はもちろん土日もお仕事でしんど……いや充実しすぎてて、なかなか続きが続きません(ヘンな日本語?)。
そんななか、たまにはリフレッシュしようと、先週の金曜日、京都タワーホテルのレストラン「タワーテラス」のプレス招待会に行ってきました。いや一応これも「雑誌で紹介できるならしたい」という考えのもとに行ったので、一応仕事ではあるのですが。(一応言い過ぎ)

その招待会でお土産にもらった、たわわちゃんクッキー。ちなみに「たわわちゃん」とは、京都タワーの公式マスコットのこと。招待会でも着ぐるみのたわわちゃんが登場して、参加者に愛想を振りまいていました。
クッキーにも書いてあるように、今日、京都タワーホテルのレストラン「タワーテラス」オープンなのです。

で、こうしてクッキーをブログにupして、思い出すのは二年前。あの時もたまたま梅田の大丸に行ったら入口で「開店30周年記念クッキー」をもらって、思わずブログにupしたのでした。
ペコちゃんズ45(フォーティーファイブ)

そして今回もふと思い立って、クッキーをブログにupするワタシ。つくづく「デコクッキー」に弱いなー。まあそれもあるけど、やっぱりこういう「記念日デコクッキー商法」って上手いと思う。食べられるからもらっても邪魔にならないし、でもかわいいからすぐ食べちゃうのがもったいなくて、思わず写真に撮ってSNSやブログにupするなどして、記念に残したくなる。で、自然と世間に広まっていくわけですよ。今日「タワーテラス」がオープンしたことなどが。

現に私も、プレス招待会で出た料理の数々は写真に撮らなかったのに、たわわちゃんクッキーはそのまま食べてしまうのが惜しくて、写真に撮ったりしている。人間の「食べてしまうのがもったいない」精神をうまく利用した記念日デコクッキー商法、SNS時代にはもってこいの宣伝方法だと思うのです。
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待ち時間の長い喫茶店
単なる時間つぶしのつもりで入ったら、思いがけず印象的な店だったことがある。先日、出会ったのもそういう店だった。

その日は神戸の六甲道でお仕事。それはいいんだけど、13時からの仕事が15時に終わって、次の仕事は20時から。
5時間もの間、どこでどうやって時間をつぶそう……と途方に暮れかけていた私の救世主となってくれたのがこちらのお店。

「喫茶 月森」

このお店を知ったのは、その日の二日前。もともと六甲道で「パソコン作業&時間つぶし」をするつもりだったから、それができそうな静かな喫茶店を食べログで探していたら、このお店が見つかった。
そのとき、私はこのお店の名物がホットケーキということと、「JR六甲道駅から歩いて行ける距離」ということだけに着目して、「喫茶 月森」でパソコン作業をすることに決めた。六甲道駅からは少し歩くけれど、それもまた「時間つぶし」になるしちょうどいい。

駅からの坂道を上っていくと、ほどなくあたりは住宅街になった。それもわりと大きな邸宅が並んでいる。そんな住宅街の一角に、「喫茶 月森」という看板を見つけた。

もともとブログに載せるつもりはなかったので、外観写真は撮らなかった。私が店に入っても、店主は手を離せないらしく、キッチンで作業を続けている。ドアのすぐ前の席が空いていて、しかも足元にコンセントの電源があったので、これ幸いと私はその席に座った。パソコンで作業したかったので、「コンセントの電源がある」喫茶店は好都合だった。
少ししてから、店主が私の席にやってきた。すでにメニューを選んでいた私は、「紅茶とホットケーキ」を注文した。
すると店主は申し訳なさそうに、「今からだと3時間くらいかかるんですが…」
さ、さんじかん〜?と、普通ならひくだろう。だが5時間の時間つぶしをしたい私にとっては、まさに好都合! 料理が出てくるまで3時間ということは、つまりその3時間は「何も食べずに店にいていい」ということなのだから。
ちなみに私はこのお店を食べログで見つけたが、「ホットケーキがおいしい」という口コミだけ読んで、その後の「ただし待ち時間が長い」という口コミは読まなかった。だからなおさら、店に入ってから思いがけず歓喜したのだ。
私は店主に「いいですよ」と即答して、いそいそとパソコンを出して作業を始めた。店にはカップル一組と、女性2人組の先客がいた。だがどちらも小声で、ささやくようにひそひそと会話している。そう、ここはそんな風に、自然と小声で話すようになる店。というのも、店内がとても静かだから。どれだけ静かかというと、店主がボウルの中の小麦粉や卵を泡立て器で混ぜ合わせる「ちゃっ、ちゃっ、ちゃっ」という音がはっきり聞こえてくるほど。集中して黙々と作業するには、まさに理想的な環境だ。
30分ほどして、赤ちゃんを連れた若い夫婦が店に入ってきた。店主がこの時も申し訳なさそうに「3時間ほどお待ちいただくんですけど」と言うと、夫婦は驚きつつも、奥さんが「でも、せっかくここまで来たんだし」と言って、そのまま席に座った。やっぱり通りすがりじゃなく、この店目当てに坂道を上ってくる「目的客」がほとんどの店なんだなあ。そんなことを思いながら作業を続ける。だがほどなく赤ちゃんがぐずりだして、その夫婦は店主に挨拶して店を出て行った。

それから2時間ほどして、紅茶が運ばれてきた。そしてそれから30分後にホットケーキも到着。始めに店主が行っていた「3時間」より30分ほど早い。
待望のホットケーキは、外はパリッと香ばしく、中はしっとり。この食感を出すために、おそらく低温でじっくりと、時間をかけて蒸し焼きしたのだろう。だからこれだけ時間がかかったのだ。つまりこのホットケーキを味わうには、長い待ち時間は不可欠というわけで、でもこのホットケーキにはそれだけ待つ価値は十分にある、と私はケーキを頬張りながら思った。

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ブログに載せるつもりがなかったので、食べかけの汚い写真で失礼

結局、私はこの店に4時間ほどいた。会計をすませながら、店主に「電動泡立て器を使わないんですね。それってやっぱり手動じゃないと、あの食感にならないから?」と聞いてみた。すると帰ってきた答えは「電動だとうるさいので…」。
なるほど、この心地よい「静かな環境」は、店主が意識して創り出していたものだったのか。この静けさを維持するために、友達とのお喋りもひそひそ声にならざるををえないため、複数でワイワイ楽しむにはぶっちゃけ向いてない店だ。だが1人で黙々と作業したいときにはまさにうってつけ。次に神戸で「パソコン作業&時間つぶし」をするときは、またぜひこの店に来ようと思う。
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台風で電車に軟禁中なう
※この文章は今日の未明に書かれたものです。


二ヶ月前、生まれて初めて「ネカフェに泊まる」という体験をした私ですが、今度は生まれて初めて「電車に泊まる」という体験をしました。というか今、しています。Now!(笑)

いやー、大阪から名古屋に日帰り取材に出かける9月15日にちょうど台風18号が上陸しそうっていうのは知ってたけど、まさかこんな事態になるとは。台風ナメてたわー。取材を終え、近鉄アーバンライナーに乗って近鉄名古屋駅を出発したのが19時。これなら21時には大阪に着きそうと安心してたら、走り出して一時間もしないうちにのろのろ運転になり、やがて車掌アナウンスが。
「雨量が制限値を超えたため、この先の近鉄大阪線が全線運転停止になりました。この列車は伊勢中川駅までの運行となります」
えーっそんなあ、と狼狽える私を軽く無視して、電車はまもなく伊勢中川駅に緊急停止。時間は20時。乗客はいっせいに電車を降り、車掌の指示に従って、向いのホームに停まっていた特急「伊勢志摩ライナー」の大阪上本町行きに乗り換えました。しかしこの電車もやはり動かず。そのままずっとホームに停車したまま、すでに5時間が過ぎ、とうとう日付が変わってしまいました。

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車内の電光掲示板はずっと「伊勢中川」のまま変わらず。
この、煌煌と照明がついた明るい車内で一夜を過ごした。


そしてただ今、9月16日午前1時8分。さっき車掌さんが来て、乗客に向かって「ご覧のように雨風が強くなっており、台風の佳境と思われます。台風が過ぎるまでは線路の点検ができず、運転再開は明日の朝になります。大変申し訳ないですが、このままお休みいただけますよう……」と言って帰っていきました。……まあ、こんな時間に今さら運転再開されても、大阪に着く頃にはとっくに自宅の最寄り駅までの終電はなくなってるし、ならいっそこのまま車内で夜を過ごさせてって感じですが。
その少し前には、「雨風が強くなってきたので右側のドアを締めさせていただきます」とアナウンスもありました。ちょ、ホームにも降りられないとか、それって軽い軟禁状態(笑)。まあ外に出たら危険なのでしょーがないか。
それはしょーがないけれど、もうこんな時間なのに、車内の照明が煌煌とついたままなのはいったいなぜなの。飛行機のように、夜間は照明を暗くするとかしてくれないの? 私の周り、目を閉じて寝ようとしてる人もわりといるんだけど。エアコンがずっとついてて、満席の車内が心地よい温度に保たれてるのはありがたいけど、せめて照明はもうちょっと暗くして〜。

ーーあ、今車掌さんが、毛布を配りにきました。その後、2時には「今さらですが…」と言ってパンとお茶も配ってくれた(夕食というより夜食か)。しかし相変わらず照明が明るくて眠れそうにない。しかもこんな時に限って、あの、いざという時の救世主「耳せん」を持ってきてなかった!なんたる不覚!予期せぬネカフェ泊まりでもなんとか眠れたのは、あの耳せんがあったからなのに。たとえ車内が明るくても、あの耳せんさえあれば寝れるのに!

とまあ、さんざん文句を書いてみたものの、眠れぬ夜の暇つぶしにこんな記事をリアルタイムで書く程度には、この状況を楽しんでたりします(笑)。というか、無理にでも楽しもうとせんとやっとれんわ。仕事用にノートmacを持ってきたから、こうしてキーボードに向かって鬱憤を晴らせてよかった。どんな状況でも、私は文章が書けると気持ちが落ち着く。しかしその精神安定剤的なノートmacのバッテリが残り少なくなってきた。眠れないまでも、目を閉じてじっとしてることにしようっと。

あ、書き遅れたけど、久しぶりの名古屋は楽しかったです。名古屋といっても大須商店街の店を取材したので、もっぱら大須をうろうろしてただけだけど。お昼ご飯は矢場とん本店で食べた。行列に並んで。前に駅ビル内の矢場とんで食べた時は並ばなかったから今回もそうだとタカをくくってたんだけど、まさか本店ではこんなに並ぶとは。
でも並んだ甲斐があった……としみじみ思ったのは、頼んだ「みそカツ丼」のおいしさではなく、牛くんの写真とユニに出会えたからなのだ(ミーハー)。
店内の二階への階段でも並んだんだけど、そうやって階段にじっとしてたおかげで、壁に貼ってあった若き日の牛くんと矢場とん店主のツーショット写真を発見。そしてようやく案内された席の近くの壁には、牛くんのロッテ時代のユニフォームが!しかもピンクとグレーのアウェイユニ!これはレアやわ。そしてやっぱ牛くんはカッコエエわ。浪商時代、あの上尾高校戦で、九回に放った起死回生の同点ホームランは忘れない。とかなんとか昔を思い出してるうちにいよいよmacのバッテリがなくなってきたのでここでいったん締めます。

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矢場とん本店2階の壁に、牛くんのロッテユニを発見。なつかしー。

そして迎えた翌朝。昨夜は「耳栓がないと眠れない」とか書いといて、しっかり寝ていた自分(笑)。タフだ。途中、近くのおじさんの不規則ないびき音に起こされたけど(前のネカフェでもそうだった……)、しばらくしたらまた寝た。空はうっすら明るくて、時間は6時。ようやく運転再開かなーと思ったその時!乗客を絶望のどん底に叩き落すアナウンスが。
「この先の伊勢中川ー青山間で線路の上に土砂崩れがあり、復旧の見通しが立っておりません。そのため運転再開を見合わせております」。

まーじーかー。後で聞いたアナウンスでは、土砂崩れは20〜25メートルの高さだったそう。恐るべし台風。
車内に広がるどんよりした空気をなんとかしようと、車掌さんたちが段ボール箱を抱えて、コンビニおにぎりとお茶を「朝食」としてお客に配布。「おにぎりは一人3個まで取ってもらって結構です」と言いながら。朝からおにぎり3個もよう食べんわ。……あ、もしかしてそれって、朝食だけでなく昼食も込みってこと?(汗)それだけ土砂崩れが酷くて、何時に運転再開できるか分からないってことかなあ。

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早朝6時頃の車内と車窓。雨が降り続いている。
窓辺には車掌さんにもらったお茶。膝には昨夜、配られた近鉄電車のネーム入り毛布。


8時30分頃、トイレに立つと、ドアに「使用禁止」の張り紙が。その後、車掌から正式にアナウンスがあった。「車内6つのトイレの水が全てなくなったため、トイレが使用できません。駅構内のトイレを使ってください」
昨夜から軟禁状態にあった大勢の乗客の需要に応えきれず、ついにトイレがパンク。でも、代わりに駅構内のトイレを使えるんだからまだマシか。これがもし、駅も何にもない山の中で電車が立ち往生、とかだったら……。男性はまだしも、女性は困る(笑)。

9時、再び車掌から今の状況を説明するアナウンスが流れる。内容は朝6時半のアナウンスと同じで、「この先の線路で土砂崩壊が起こったため、ただ今懸命に復旧作業を続けております。お急ぎのところ大変申し訳ないですが、もうしばらくお待ちください」
……あれ、よく聞くと表現が「土砂崩れ」から「土砂崩壊」にパワーアップしてる?これはますますヤバそう……。

10時、いいかげんぐったりしてきた乗客に向かって再びアナウンス。「土砂の除去作業は終わり、ただ今側面を固める作業をしております」

11時、再びおにぎり、パン、お茶が配られる。でも昨夜からずっと座ってるだけなのでそんなにお腹空かない。パンが甘い菓子パンばかりなのも飽きる。(近鉄が善意で配ってくれてるのに文句多いなー
同じ頃、「ただ今側面を固める作業をしています。あと1時間くらいで運転再開する見込みです」とアナウンスが流れ、車内に「やれやれ……」という雰囲気が流れる。が、その後1時間経っても電車はびくとも動かず。

12時20分、「側面を固める作業が難航しております。あと1、2時間かかる見込みです」とアナウンス。ようやく再開!と思った後だっただけに、この時の乗客の落胆は大きかった。後ろの席からは「作業に時間かかり過ぎ」と不満の声も聞こえてきた。

14時10分、今度はアナウンスではなく、車掌が直接やってきて、「トイレが満タンで、大阪までの走行が困難になっております。代わりの臨時列車を用意しましたので、それに乗り換えてください」。
トイレが満タンで走行困難って……いったいどんな状態なんですか。それはともかく、こうして再び電車を乗り換えたのが14時40分頃。ようやく側面を固める作業が終わって線路が復旧したとのアナウンスがあり、7分後の14時47分、ついに運転再開。昨夜20時に運転停止してから、約19時間後のことでした。

19時間……飛行機にそんだけの時間乗ってたら世界中どこでも行けるわ(笑)。でも飛行機のように、長時間の軟禁に耐えたご褒美が異国の地、という訳でもなく。ずっと同じ場所に19時間というのは思ってた以上にしんどかった。肉体的な疲れ以上に、精神的に。せっかく16日は久々に仕事がフリーの日で、家でやりたいこといっぱいあったのに、なんで一日の大半を動かない電車の中で過ごしてるんだろう、という虚しさ。昨夜、電車で一晩明かしてる時はまだ、寝台でもない普通の電車に泊まるという貴重な体験を楽しもう、という気持ちもあったんだけど。翌日になってもまだ運転再開の見込みがない時には、もうそんな「貴重な体験」とか言ってる余裕もなく。とにかく早く出発してという思いのみ。


14時47分、ついに運転再開。19時間滞在した伊勢中川駅に別れを告げる。

流れる車窓を眺めながら、「ちゃんと走ってる」列車に乗るのがこんなにも快適なものなのか……とつくづく実感。やっぱり列車は「走ってこそ」。鉄道好きだけど、それは走ってる列車に乗るのが好きなのであって、列車の中にいるだけで満足といった筋金入りの鉄道愛好家ではないのだということも、今回の件で学習したのでした。


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午前5時の朝帰り
タイトルに反して、ちっとも色っぽい話ではない(笑)。朝帰りといっても「でぇと」とかじゃなく、ただ単に仕事で終電逃しただけ。でも自分としては「日常の中の非日常」って感じで、なかなか楽しかったのだ。
そして今回の終電逃しから学んだこと。

加古川は大阪から遠い。

「何を今さら」って感じだけど、加古川って兵庫ですやん。兵庫は大阪の隣ですやん。だがここで私は重大な見落としをしていた。兵庫県は「横に長い」のだ。なので同じ兵庫県内といっても、神戸から大阪に帰るのと、加古川から大阪に帰るのとでは距離から移動時間からまったく違う。ふだん車を運転しないせいか、私はあんまり地図を見ない。見ても、そこから距離や移動時間を読み取る能力がない。
そして、さらに重大な見落とし。私の家は一応大阪府内とはいえ、「位置的には和歌山に近い」ということ。つまり大阪のはしっこ。そりゃあ横に長い兵庫県の端の方から、大阪の端に帰るのは時間かかりますわな。
それら二つの見落としと、「まさか終電を逃すわけない」という危機感の無さが重なって、先日、まさかの終電逃しが発生したのだった。

繰り返すが、加古川に行ったのは仕事のため。いくら夜までかかる仕事とはいえ、まさか終電逃す時間までかかると思わなかったから、仕事先に時間通りにつくための「行き」の電車ルートは調べても、加古川を何時に出ればいいのかという「帰り」のルートは調べてなかった。だから仕事先で22時半になろうとも、「やばい。早く帰らないと終電逃す」という焦りが全くなかった。
それまでの感覚として、「23時を過ぎたらちょっと焦るけど、22時台ならぜんぜん大丈夫」という自分なりの「終電感」があったのもある。たとえば大阪駅を11時半頃に出れば、ぎりぎり最寄り駅までの最終便には間に合うだろう、という感覚。だがあいにくその日、私は大阪ではなく加古川にいた。そのことをきれいさっぱり忘れていたのだからアホだ。

そんなアホな私を見かねたのか、「そろそろ帰らないと終電やばいんじゃないですか?」と声をかけてくれたのは取材先のお家の方。それでようやく取材を終えることに。その方は私を加古川駅まで車で送ってくれたんだけど、その車中でも終電に間に合うかどうかなんて全く気にしてなかった私。能天気にもほどがある。

ようやくやばいと気づいたのは、23時前に加古川駅について、大阪行きの快速列車を待ちながら、ケータイで家までの乗り換えルートを調べたとき。天王寺駅まではなんとか今夜中(24時半)にたどりつけるものの、そこから家の最寄り駅までの電車がもうない。つまり終電に間に合わなかったのだ。
しかしこの時になってもまだ、私には妙な余裕があった。確かに終電は逃したけど、ここは日本だし、なんとかなるさという余裕。こういう時に海外を一人旅してきた経験が生きてくるのだ。って、自慢げに言うことじゃ全くない!(汗)
だがこうなった以上、今さらジタバタしても仕方ないのも事実。ちゃんと終電の時間を調べておかなかったことを反省したら、次は「これからどうするか」を落ちついて考える。まず「ホテルに泊まる」は、なるだけお金を使いたくないのでナシ。とはいえ一番安上がりの「友達の家に泊めてもらう」も、この時間だと大阪に着くのは24時過ぎるだろうし、さすがに迷惑だからナシ。24時間営業のファミレスとかでフリードリンク飲みながら始発まで過ごす、というのも若い頃なら実践しただろうけど、体力的に無理できないトシになった今はナシ。やっぱり少しでも寝たいし。ちょっとくらい窮屈な場所でもいいから。となると、残る手段はただ一つ。ネカフェに泊まる。

ネカフェを利用したことは今までにもあるけど、「泊まる」なんて経験は初めてで、そうなるとちょっとワクワクしてきた。さっそく、大阪に向かう車中で、天王寺駅周辺のネカフェをケータイで検索。

天王寺駅に着いたのは24時30分頃。改札では駅員さんが「次の電車が鳳行きの最終となります」と声を張り上げていた。その風景が、いかにも「最終直前」の駅の雰囲気でなんだか新鮮。しかし私は鳳駅よりもっと先の駅で降りるので、そしてその駅行きの電車はもうないので、駅を出て繁華街の方へ。繁華街といっても、さすがにこの時間になるとほとんどの店が閉まっており、行き交う人もまばら。誰も立ち止まる人のない暗い道路脇で、4人くらいのバンドがジャズを演奏しており、その音色が妙に哀愁を帯びて深夜の街に響いていた。

私が向かったのは駅から徒歩1分の大通り沿いにあるネカフェ。場所は雑居ビルの4階だけど、1階がコンビニなのですぐ見つけられた。というかそのビルの前で、「ナイトパック980円〜」という大きな看板を店員さんがかかげて宣伝していた。終電がなくなった後のこの時間帯だからこそ、そうやってわざわざ店員さんが出てきて道行く人にアピールしているのだろう。

ナイトパック980円ってやす〜と思いながらエレベーターで4階に上がる。だがそれは個室ではないオープンな席の値段で、個室だと5時間1560円だった。それでもホテルに泊まるよりはずっと安い。私が撰んだのはリクライニングチェアがある個室。受付をすまし、自分のルームスペースへ。

ガラスの引き戸を開けると、暗闇の中に机とパソコン、そしてリクライニングチェアが浮かび上がった。ここには寝るために来たはずなのに、この組み合わせを見るととりあえずパソコンの電源を入れてしまう私は、やっぱりパソコン好きなんだと実感。10分ほどネットサーフィンをしてから電源を切り、フリードリンクをもらおうと部屋を出た。

フリードリンクスペースに行く途中、リュックを持った初老の女性とすれ違った。年は50〜60台くらいだろうか。服装からして、仕事で遅くなって終電逃して、仕方なく……という風ではない。もしかしてネカフェ難民?と思ったけど、そういう私だって他者から見たら「いい年した女性がこんなところに泊まるなんて」と思われてるだろうし、それ以上詮索するのはやめにした。

部屋に戻り、ケータイのアラームを5時15分に合わせる。翌朝の始発が5時35分だったからだ。
それからそのケータイを机の上に置き、リクライニングチェアを倒して目を閉じる。疲れていたし、眠かったけど、このまますんなり眠れないだろうなと心のどこかで感じている。理由はいろいろあって、まずはそのいち。冷房がきつい。
普段でも夜、いくら暑くても寝るときに冷房をつけない私は、冷房がガンガンに効いたネカフェ内は寒すぎた。この問題は、受付で毛布を無料レンタルしていることに気づいて解決した。借りてきた毛布にくるまって再度、寝る体勢に入る。しかしここで再び問題発生。近くの男性のいびきがうるさい
それでもこのまま目を閉じていれば、しばらくしたら眠れるだろうと我慢していた。だがようやくうとうとしかけたとき、ボリュームを増したいびきに起こされた。いびきの音量やリズムが一定ではないのだ。これはきつい。
だがこのとき、さっそうと救世主が登場! ……いや正確には、救世主を「思い出した」というべきか。
騒音が苦手な私は、かばんに「耳せん」を忍ばせていることが多い。「常備している」と言えるほど常に持ち歩いてるわけじゃなく、かばんを変えたときには入れ忘れることも多いんだけど、この日はラッキーなことにかばんに忍ばせていた。そのことを思い出し、さっそくその耳せんをかばんから取り出して両耳に装備する。効果はてきめん。それから10分もしないうちに深い眠りについていた。

それから約4時間後、携帯のアラーム音に起こされて目を開けた。当然眠いが、フリードリンクのアイスコーヒーを飲んで無理やり目をさまし、受付で会計をすませてネカフェを出る。もう外はすっかり明るくなっていた。そして早朝の空気が清々しい……と書きたいところだが、やはり郊外にある自分の家の周りで吸う朝の空気と、都会である天王寺の朝の空気はちがっていた。ターミナル駅だけあって、始発に乗るために駅に向かう人がチラホラいるが、私も含めてみなどことなく疲れた顔をしている。その疲れた雰囲気が街の空気にも伝染していた。

駅につくと、関空行きの始発電車(急行)には意外にも多くの人が乗り込んでいた。私は運良く座れたけれど、私の後に乗車してきた人は、座れずに立っている人が多かった。
乗客の顔ぶれも、それまでの始発列車のイメージとはだいぶ異なっていた。それまで、始発列車の乗客といえば「終電を逃して、始発を待っていた人」または「夜の仕事を終えて帰る人」というイメージで、実際、何年か前に乗ったときはそういう人が多く、車内には独特の疲れた雰囲気が漂っていた。
この日の車内にはそういう人たちもいたけれど、それより目立ったのは旅行用の大きなスーツケースを引きずっている人。これはもちろん、この電車が「関空行きの急行の始発」というのが大きい。さらに、PeachなどのLCCの存在も理由の一つだろう。LCCには朝7時発の便などもあるので、そういう便に乗るためには、天王寺を5時半に出なければならないのだろう。
私が何年か前に天王寺発の始発に乗ったときは、まだ関空ではLCCの運行が今ほど多くなかった。だからこれから空港に向かう旅行客もそんなに見なかったんだけど、この日の車内は、半分以上がそういった人たちで、彼らは車内でもずっと楽しそうに、同行者とこれからの旅行について話していた。かっての、始発列車の乗客のイメージ……「疲れた顔で、ぐったりと椅子に体を沈めてうとうとしている」という光景とは、明らかに様変わりしていた。

そんな風に、「時代の流れ」みたいなものを乗客の顔ぶれから感じているうちに、電車が最寄り駅に着いた。生まれて初めてネカフェに泊まるという、“プチ”非日常体験はこうして終わった。別に経験しなくてもいいことだけど、といって一度くらい経験しても決して損にはならない、そんな経験。とりあえず終電逃したときにも、1560円で泊まれる場所があると覚えたことは、今後何かと心強いかもしれない。
初めてのネカフェ泊はなかなか楽しかったけど、かといって再び同じ経験をしたいとは思わない、というのが正直な感想。やっぱり夜は布団の上で寝るのがいちばんですよ。
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ペコちゃんズ45(フォーティーファイブ)
たまには都会に出てみるものですね。先日、梅田の大丸百貨店に行ったら、入口でこんなクッキーもらいました。
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いやー、たまには都会に出てみるものですね(家に持ち帰っていざ食べようとしたら割れてたけど気にしない)

そして婦人服売り場の階には、ペコちゃんがいっぱいいました。
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人気ブランドの服に身を包んだペコちゃんがズラリ。その数45人。なかなか似合ってるのもあれば、全く似合っていないのも。
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やっぱペコちゃんのイメージといえば赤。髪のリボンも赤だしオーバーオールも赤。そのまんまのイメージで服を作っているデザイナーもいれば、あえてシックな色でペコちゃんのイメチェンを計っているデザイナーもいる。
以下、適当に選んでみた。
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18番、シンプルなシャンブレー生地のワンピースがかわいい。

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21番、何か雰囲気違うと思ったら、リボンが紺色。芸が細かい。

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26番のペコちゃんも、リボンがシルバーになっていてちょっとノーブルなイメージ。

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39番、やっぱりペコちゃんは赤が似合う。ワンピースにもリボンがついてて、赤いリボンづくし。

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着物も赤がお似合い。隣の41番のペコちゃんは「着せられてる感」がありありと(笑)。

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16番、耳に黒いイヤリングをつけたペコちゃんが新鮮。

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24番も耳になんかつけてる。足元のオシャレにも注目。

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34番、今年の春のトレンドの柄パンを着こなすペコちゃん。

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赤いリボンが邪魔するのか、青いドレスがあんまり似合ってないペコちゃん……。

しかしこうして見ると「OLの通勤ファッション」のペコちゃんがいない。休日のお出かけ服&パーティー服ばかりで。この階にあるショップがそういうブランドばかりだったのかもしれない。

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ちなみにこれらのペコちゃん写真をTwitterにupすると、先着でボールペンがもらえるらしい。しかし天の邪鬼な(?)私はあえてTwitterではなくブログにup。まあ元々Twitterしてないってだけなんですが。時代の波に乗り遅れてるなー。
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シンプルは贅沢
木のカタマリ時計「TO:CA」。数年前からインテリアショップなどで見かけて気になっていたこの時計を、今年2月に衝動買い。

木のぬくもりとデジタルの融合がどーのこーのというウンチクより何より、この見た目。電源を入れるまではこれが時計だと気づかない、何の変哲もない木のカタマリに、突然デジタル文字が浮かび上がる瞬間。シンプル極まりないデザインだけど、実はこれほどビジュアル重視な時計もない。余計なものを削ぎ落した究極にシンプルなデザインこそが、実はもっとも贅沢なデザインだということが、この時計を見るとよく分かる。
もっとも、素っ気ないほどシンプルなのにサマになるのは、本物の木を使っているからこそ。もしこれが「木に見せかけたプラスチック」とかだったらこのシンプルデザインが一気に台無しに。逆に言うと、「本物の素材はシンプルなデザインでこそ映える」ということだろうか。

木片に浮かび上がるデジタル文字が、どこかレトロな赤色なのもいい。これがもし他の色だったら、この味わいは出ない。


この時計は一日のうちで何度もその表情を変える。
日中、陽の当たる窓辺に置くと、木片に浮かぶ文字はピンク色で、今にも消えそうなほど薄い。
次第に日がかげってくると、日陰になった部分だけ、文字の色がやや濃くなるのが見てとれる。

そして夜、部屋が暗くなると、赤文字がくっきりとネオンのように浮かび上がる。

「TO:CA」
国際家具コンペティション北海道旭川2002 ブロンズリーフ賞受賞
2004年グッドデザイン賞受賞
デザイナー/岩崎 広治
受賞企業
/株式会社匠工芸 (北海道)


拍手ありがとうございます!いつもとっても励みにさせてもらってます。以下「続きを読む」に、ポール・サイモンの記事への拍手の返信です。
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駅からとほご〜「心斎橋」編
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駅から徒歩5分の範囲をぶらり散策する「駅からとほご」シリーズ。今回は前回の北助松とはがらりと変わって、オシャレな若者が闊歩するファッションの街・心斎橋の巻〜。

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地下鉄の改札を出て階段を上ると、そこはエメラルドグリーンの銀杏並木が美しい御堂筋。まさに新緑!って感じで、みずみずしさにあふれてます。

……え? 新緑?

そう、いかにも「こないだ行ってきました」みたいに書いてるけど、実はこれらの写真を撮ったのは去年の5月。いったいどんだけ寝かせてたんだっていう(笑)。まあ元々、ブログに載せる予定で撮った写真じゃなかったしぃ〜(言い訳)。季節感まったく無視ですが、「早く春になあれ」という思いをこめて。(さらに言い訳)

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一言で御堂筋といっても、本町あたりを走る御堂筋は、両脇にオフィスビルが並ぶビジネス街の雰囲気。それが南下して心斎橋に近づくにつれ、ブランドショップが立ち並ぶゴージャスゾーンに様変わりします。
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御堂筋同様、心斎橋も、そのエリアによって微妙に表情が違う。今回、私が散策したのは御堂筋の西側、西心斎橋のほう。個人的に、東心斎橋は庶民的なお店(居酒屋とか)が多くて、雑然としたイメージ。逆に西心斎橋はフレンチやイタリアン、エスニックなどの個性的なお店が多くて、オシャレな雰囲気が漂っている。……って、例えに出てくるのが飲食店ばっかり(笑)。
今回、西心斎橋を歩いた理由も、なんてことはない、おいしいベトナム料理のお店がこっち側にあったから。つまりその店に行くついでに、付近を散策したというワケ。
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「ANGON(アンゴン)」。大阪のベトナム料理店のパイオニア的存在とか。
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入り口は一階だけど、お店自体は階段を上がった二階にあります。この階段が狭くてちょっと薄暗くて、もうこの階段を上ってる時から「非日常」な雰囲気が。
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店内にはベトナムで購入した雑貨があちこちに飾られていて、なんともいえない異国情緒をかもしだしています。

この店にはこれまで二回ランチに行ったんだけど、その二回の食事を一挙に掲載。そこんとこ勘違いしないように。いくら食い意地の張った私とはいえ、決して一回のランチでこれだけの量を頼んだのではありません。

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一回目に訪れた時に頼んだのは、「ベトナム汁麺ランチ」(950円)。麺は数種類から選べます。もちろんフォーもあったけど、ここでフォーを選ぶのはあまりにも無難すぎる選択に思い、南部の名物麺こと「フーティユ」をチョイス。あっさりしてておいしかった……けど、食べ慣れていないせいか、フォーとの違いが今ひとつわからん。

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このお店では、香草はこんな風に瓶に入っていて、無料で食べ放題できます。香草が好きな方は、麺が隠れちゃうほどたっぷりその上に香草を盛りつけるみたい。私はそれほどでもないので、香り付けにちょっとだけ。

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他の写真は全て私の撮影ですが、この写真だけは、この日ご一緒していたカメラマンさんが撮影。わざと「ちょっとピンぼけ」に撮ることで、香草のみずみずしさと、瓶に入った水のシズル感を表現してるんですね。さすがプロ!(……と思ったけど、実は普通に手ブレしただけだったりして(笑))

一回目の訪問で心残りだったのは、食後のデザートを頼まなかったこと。ご一緒した人があまりこういうエスニック系が好きじゃなさそうだったので、デザートまで頼むのは気が引けたので。そこで二回目は一人で来ようと決意。こういう決断だけは早いのだ。

食べ物に関する決断が早けりゃ、行動も早い。約一ヶ月後に、今度は一人で「アンゴン」を再訪。
この日、まず頼んだのは「ブンチャーランチ」(950円)。ブンチャーとは、ベトナムの首都ハノイの代表的なぶっかけ麺のことだそう。
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手前がビーフン、奥が揚げ春巻き。

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焦げ目が香ばしい手ごねの焼きつくね。このつくねが入ったスープに、ビーフン、揚げ春巻き、レタスなどの野菜類を投入し、秘伝のタレをかけて混ぜ混ぜして食べます。お好みで香草、ピーナッツ、フライドオニオンを入れると香りと歯ごたえがupしてさらにおいしく。
見た目じゃそれほどでもないですが、実はかなりボリューム満点。焼きつくねだけでも食べ応えがあるのに、さらに揚げ春巻きまでインするんですから。お店のサイトには「お野菜たっぷりとれるのでさっぱり」とか書いてるけど、野菜よりも圧倒的に肉と揚げ物の方が多いから、ちっともさっぱりしてない(笑)。むしろこってり。個人的にはもっと野菜の量を増やしてほしかった……。
結局、最後まで食べきれずに焼きつくねを残してしまった。だがこれにはちゃんと理由があった。この後、デザートに「揚げバナナ」を頼む予定でいたからだ。揚げ春巻きを食べた後に、さらに揚げバナナ! ヘビーすぎる! しかしこの日、この店に来た最大の理由は揚げバナナを食べることだったのでためらいなくオーダーする。いくらお腹いっぱいとはいえ、ことスイーツに関しては任務遂行は絶対なのだ。

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米粉で揚げたバナナにバニラアイスを添え、シナモンシュガーを振りかけた「揚げバナナのシナモンシュガー」(550円)。
パッと見、地味。お店で出すスイーツというより、おばあちゃんの手づくりおやつって感じ。何か得体の知れないものを揚げてるゲテモノ料理に見えないこともない。(失礼な)
でもこういう見た目が地味なお菓子ほど、実際に食べたときの驚きは大きいもの。このお菓子も外サクッ、中トロ〜リでびっくりするほどおいしかった。食後に一人で食べるにはちょっと量が多かったし、味も重かったけど。恐らくカフェタイムやディナータイムに、2、3人でシェアすること前提のスイーツなんでしょう。ランチの後に一人でこれを頼む客はあんまりいないと見た。
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とか言いつつ、ペロリと完食(笑)。猫舌なので、揚げたてが熱くてちょっと舌を火傷したけど、即座にアイスで冷やしたから大丈夫。そうか、アイスが添えられてたのはこういう配慮だったのか!(たぶん違う)

という訳で、このお店で今んとこ一番の個人的おすすめは「揚げバナナ」です。家でも作れそうっちゃ作れそうだけど、やっぱり米粉じゃないとあの味は再現できないんだろうなー。

お腹いっぱいになった後は、腹ごなしに付近をぶらぶら。この界隈は飲食店以外のお店も個性的で、それらを見て歩くだけで楽しい。
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この建物はお店じゃなく会社のようだったけど、壁にはこんなアートが。

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ハンドメイドな自転車屋さん。カラフルな自転車がずらりと並んでいて壮観。なかでもカゴの代わりに黄色いバケツをくっつけた自転車がキュート。ちっちゃいカバンしか入らなそうだけど、こういう自転車に実用性を求めてはいけない。

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黒いドレスを着た少女が、ウィンドウごしにお客を出迎えるドールショップ。少し照明を落とした店内も雰囲気たっぷり。中に入りたい誘惑に駆られたけれど、ドールたちはいかにも「いいお値段」がしそうなので、私のような庶民がこういう趣味にのめり込んでは危ないと思い、あえて中には入りませんでした。

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マーク・ジェイコブスのショップは、ビルの外を走る非常階段がなんとなくマンハッタンな雰囲気。
さらにその向こうには、ロイ・リキテンスタインのアートをプリントしたビルが。この界隈はなんだか日本じゃないみたい。通りを一つへだてた向こうはアメリカ村だし。しかしアメリカ村まで行くと「とほご」じゃなくなるので散策はここまで。(誤解を避けるため補足すると、今回私が使った地下鉄出口とは別の出口から出た場合は、アメリカ村も十分とほご圏内です)
また次の機会にゆっくり散策したい……けど、次に来たときもきっとまた飲食店目当てなんだろうなあ。
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