何年たっても、まだ狂ってる。
Still Crazy After All These Years (Paul Simon)
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インゼル・ホンブロイヒ美術館〈4〉
ひととおり展示棟を見てまわると、お昼過ぎになっていた。朝10時の開門と共に鑑賞を始めると、だいたいこの時間になるのだろう。それを見越したように、最後の棟はセルフサービスのカフェテリアになっていた。料金はチケット代に含まれているので、好きなだけ紙皿に料理を盛りつけることができる。メニューはパン、バター、ジャム、ゆで卵、ジャガイモのソテーなど。サラダがないのが残念。あ、蒸したジャガイモがあったから、それがサラダか(ドイツ人にとっての)。
このジャガイモがびっくりするほどおいしかった。ほくほくして甘く、サツマイモとジャガイモの中間のような味。色もジャガイモっぽくない栗色で、北海道の「インカのめざめ」に似ている。
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おいしすぎてお代わりしてしまったジャガイモ(奧)

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カフェテリアはあっという間に満員に。美術系の学生が多く、リザーブ席もあった。

最後に食べた料理がおいしいと、美術館全体の印象もぐんと良くなる。満ち足りた気持ちでカフェテリアを出た。もっとゆっくりしたかったけど、帰りのパスの時間が迫っている。
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窓からの風景をスケッチしている学生たち。

デュッセルドルフに戻ってから、州立美術館「K20アートコレクション」を訪れた。そこで改めて、インゼル・ホンブロイヒ美術館の特殊さを知った。K20も魅力的な美術館だが、どうしても作品の横のアーティスト名を確認してしまう。ピカソ、ウォーホール、クレー…。そうした有名アーティスト以外の作品は、それほど じっくり見ていない自分に気づいた。アーティストの知名度に引きずられてしまい、作品そのものと対峙できていないのだ。

もっと真剣に作品と向き合おう。そう思ったが、この美術館にも長居はできなかった。今夜はレヴァークーゼンでサッカーを見る予定がある。一日のうちに、予定をぎっしり詰め込みすぎだ。せめて美術館は一日一つにした方がいい。だがインゼル・ホンブロイヒとK20、立て続けに二つの美術館を訪れたことで、「芸術鑑賞の本来のあり方」のようなものが自分の中に芽生えたことは、収穫だった。
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入口からして近代的なK20アートコレクション。インゼル・ホンブロイヒとは対照的だ。
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K20に行く前に、「カフェ・ハイネマン」でコーヒータイム。見た目よりずっと軽い口当たりのシュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテが絶品。

■インゼル・ホンブロイヒ美術館 Museum Insel Hombroich
http://www.inselhombroich.de/
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