何年たっても、まだ狂ってる。
Still Crazy After All These Years (Paul Simon)
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教会に行く・5年ごしのリベンジ編〈2〉
5年前のドイツ旅行では、現地に着いてから、日曜日に行く教会を探した。なので事前にちゃんと礼拝開始時間を調べることができず、失敗した。同じ轍は踏むまいと、今回は旅行前から、日曜日に行く教会を決めておくことにした。
幸い、教会はすぐ見つかった。レヴァークーゼン市にあるクライストキルヒェ(Christuskirche/ドイツ語で「キリスト教会」)だ。
選んだ理由は立地の良さ。レヴァークーゼン・ミッテ駅のすぐ近くにあり、駅からもその高い尖塔が見える。

レヴァークーゼン・ミッテ駅の駅前。アーケード街の向こうに尖塔が見える。写真では分からないが、尖塔の頂点には十字架がつけられている。

日曜の朝にこの教会に行くため、前日の夜はレヴァークーゼン市内のホテルに宿泊することにした。こちらも、レヴァークーゼン・ミッテ駅からほど近いベストウェスタン・レバークーゼンを予約。ホテルから教会までは徒歩10分もかからない。

そして当日
2011年10月23日、日曜日。朝、起きてすぐに、窓からレヴァークーゼンの街並みを見た。朝靄の中に、教会の塔が突き出ていた。その向こうで、バイエル製薬の工場の煙突が立ち並び、白い煙をたなびかせていた。時計を見ると8時。こんな朝早くから稼働している工場ってすごい。

教会の塔の向こうに、バイエル製薬の工場群が見える。煙突からたなびく煙は、レヴァークーゼンの風物詩。手前にある「KINOPOLIS」は映画館。

ホテルのレストランで、ドイツならではの盛りだくさんなバイキングの朝食を食べた後、部屋でちょっとよそ行きの服に着替える。旅行中はずっとデニムパンツを履いていたんだけど、さすがに礼拝に出るのにデニムじゃマズいと思い、礼拝用のスカートをわざわざスーツケースにつめてきたのだ。教会の近くのホテルに前泊したことといい、5年ごしのリベンジへの熱意が伝わってくるっしょ?(笑)

シャツとスカートに着替え、コートをはおったが、首回りがちょっと寒い。そこで、三日前に買ったレヴァークーゼンの応援マフラーを首に巻いてホテルを出た。
礼拝開始は10時から。早めに行って待ちたかったので、ホテルを出たのは9時すぎだったと思う。ホテルから教会までは徒歩8分ほど。地図を見なくても、歩くとすぐに教会の塔が見えてくるので迷わない。周りに、塔より高い建物がないからだ。塔を見上げて歩きながら、ようやく、雲一つない晴天だということに気づいた。今日は午後からバイアレナでレヴァークーゼン対シャルケ戦を観る予定だ。晴れてくれてよかったーなどと思っているうちに、教会についた。周りを木々に囲まれた広い敷地に建てられており、かなりリッチな教会みたい。
さて、日本の教会だと、大きな教会の隣にはたいてい教会に来る人のための駐車スペースがあるのだが、この教会にはそういったスペースはなさそうだ。駅のすぐ近くということもあるだろうし、歩いて来れる信者さんが多い、つまり地域密着の教会ということもいえるだろう。

レンガづくりの堂々とした外観。中世の城のようにも見える。(写真は礼拝後に撮影)


壁には聖句が刻まれている(すみません、なんて書いてあるのか判別できません)

会堂に入ると、恐らく教会学校の子どもたちだろう、10才前後くらいの少年たちが受付にいた。彼らは教会に来た人に聖書と週報を渡す役目で、しかも「誰が一番多く渡せるか」を仲間たちで競い合っているようだった。私が入っていくと、少年の一人が素早く身を乗り出して、私に聖書と週報を手渡した。
その動作があまりに急だったためか、私は週報を受け取り損ね、下に落としてしまった。拾おうと身をかがめたとき、今度は首に巻いていたマフラーを落としてしまった。すぐに拾い上げ、少年に礼を言って礼拝堂に入ったとき、きっと顔が赤くなっていたと思う。
なぜ赤面? それはもちろん恥ずかしかったからだけど、なぜ恥ずかしい? いくら地元クラブのマフラーとはいえ、教会の礼拝に、サッカーの応援グッズを身につけてくるなんて非常識だと感じたからだろうか。それとも、どこからどう見てもアジア人の自分が、この街に住む少年たちの前で、この街のサッカークラブのマフラーをしていることへの恥ずかしさ? 日本人なのに、ドイツのクラブを応援していることへの後ろめたさだろうか?
そんなことを考えながら、私はマフラーをそのままバッグにしまいこんだ。

長くなったので〈3〉に続く。
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