何年たっても、まだ狂ってる。
Still Crazy After All These Years (Paul Simon)
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「新しいにほんご」誕生の瞬間を見た。
やっぱりこの漫画は、超人の命がメレンゲより軽い。スプリングマンの「俺はラーメンマンに一度殺されてるんだ」というセリフもたいがいだが、その後のロビンマスクの「機会があれば私もアトランティスと再戦してみたいと思ったほどだ」というセリフ。一瞬しんみりしちゃうけど、ちょっと待って。アトランティスはもう死んでるはず。なので普通なら「再戦してみたかった」になるはずでは。「再戦してみたい」って、まるで「どーせアトランティスもこの後すぐ生き返るんでしょ?」というのを前提に喋っているようでなんだかおかしい。
「真っ先に殺し返してやりたい」というのもすごいセリフで、これまで見なかった日本語表現だ。たぶんこの漫画でしかお目にかかれない。

しかし前回の感想で「キャラ同士のやりとりや人間関係をほとんど描かないところがさすがキン肉マン」と書いたばかりなのに。今回はそのやりとりが豊富に盛り込まれていたのが意外だった。まさかスプリングマンとラーメンマンが、過去の対戦のことで絡むとは! これは本当に嬉しい誤算。何が嬉しいかって、こうやって絡んで因縁を作ることで、まるでスプリングマンがラーメンマンと対等かのように錯覚できるのが嬉しい(笑)。
モンゴルマンの正体がラーメンマンだってこと、知ってたんだねスプリングマン。超人墓場で浮かんでいたとき、あるいはそこから生還して悪魔超人のアジトで修業してたときに、テレビで正義超人たちの戦いを見ていたのかも。

そしてやっぱり、このシリーズのスプリングマンは本当に表情が豊かだ。前にも書いたけれど、旧シリーズより頭身が伸びて、体型的にはかわいくなくなってるスプリングマンがなぜかかわいく見えるのは、旧シリーズより表情が豊かなことが大きい。今回、またも新しい表情を見せてくれた。いつも吊り上がっているスプリングマンの目が、今回初めて「ほろっ」となったのは新鮮で、効果抜群。「あ、こいつ今ほだされたな」というのがひと目で分かるもん(笑)。そのすぐ次のコマでは再び目を吊り上げているのが、いかにもツンデレっぽくて分かりやすい。やっぱり漫画は分かりやすくないと。だから今のキン肉マンは面白いのだ。
そしてこんなにキャラ同士のやりとりが豊富だったのにもかかわらず、相変わらず正義超人の誰も、バッファローマンの寝返りに突っ込まないのもいい。

それにしても「正義&悪魔」の7人が揃った絵を見ると、一人だけ人間タイプではないスプリングマンの場違い感が半端ない。イロモノ超人は不遇なことの多いこの漫画で、ただ一人主人公側で頑張っているスプリングマンをますます応援したくなる。「イロモノ超人は勝ち残れない」というジンクス(?)をくつがえしてほしい。危ないところをラーメンマンに助けられて、ラーメンマンに「この大戦後に、再び戦いたいと言っただろう?」とか言われて、さらに正義超人に心よろめくスプリングマンとかいう展開来ないかな(笑)。ラーメンマンといえば、危ないところを救うメシヤですし。そしてラーメンマンが乱入したことで、なし崩し的にタッグ戦になったりするともっと嬉しい。ラーメンマンとスプリングマンのタッグって、なんだかとってもハマりそうな気がするし……と、妄想はつきないのであった。

以上、「キン肉マン 第34話 決戦の階段ピラミッド!!の巻」の感想でした。
※毎話更新にあらず。書きたいネタがあった話のときだけ感想を書いています。
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