何年たっても、まだ狂ってる。
Still Crazy After All These Years (Paul Simon)
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世界でいちばん駆け上がりたくなる階段
映画「ロッキー」の早朝ランニングシーンを覚えているだろうか。「ロッキーのテーマ」に乗って、ロッキーがフィラデルフィアの街を疾走する。ランニングのゴールはフィラデルフィア美術館。長い階段を一気に駆け上がり、頂上で両手を突き上げてガッポーズ。と書いてるだけで、今も胸に「ロッキーのテーマ」が鳴り響き、テンションが上がってくる。夢に向かって努力するって素晴らしい。私もロッキーのように、頂上目指して駆け上がりたい!
――とまあ、あのシーンを見て同じように感じた世界中のファンが、毎日のようにフィラデルフィア美術館にやってくる。そしてロッキーよろしく、階段を一気に駆け上がってガッポーズをするのが、ここフィラデルフィアのお馴染みの光景であり、名物になってるらしい。私が美術館に行ったのは2007年1月3日。短い滞在時間の間にも、数人が階段を駆け上がっていた。複数で来て、頂上に登ってガッツポーズをしているのを写真に撮り合っている人もいた。
世 界中に美術館は数あれど、入口に向かう「階段」が観光名所になってるのはフィラデルフィア美術館くらいだろう。市内の本屋には、これまでに美術館の階段を駆け上がった人たちを写した写真集もあった。フィラデルフィア美術館といえば、アメリカ五大美術館の一つに数えられるほどなのに、所蔵美術品の紹介は一切なし(笑)。主役はあくまで、無名の一般人たち。そんな写真集が成立するっていうのもすごい。

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階段を駆け上がる若者。今、彼の脳内にはロッキーのテーマが高らかに鳴り響いているに違いない。

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頂上についたら、飛び上がってガッツポーズ。手前の女性はその様子を撮影している。

まあそういう私も、ロッキー目当てで美術館に行ったんだけど。なので館内には入らなかった。今思うと、ちょっともったいなかったかも。でも広大な館内はじっくり見ると一日でも足りないと思い、今回は美術鑑賞はあきらめ、ロッキーの銅像と足跡探しに専念することにした。事前に「美術館の敷地にロッキーの足跡が刻まれている」と聞いていたので。やっぱりロッキーがランニングした場所だもんね。で、美術館の周囲をぐるぐるまわって探したけど、見つけられなかった。セメントの上に足跡を見つけたときは「もしかして、これ?」と思ったけど、美術館の裏手で、全然目立たない場所だったし、単に工事現場の人が、改修工事か何かの時につけた足跡っぽかった。
その代わり、銅像は見つけた。でもこれも、すぐ分かるような場所にはなかった。いくらロッキーが有名とはいえ、美術館の真っ正面に銅像を建てるのは無理だったらしい(笑)。
銅像があったのは、美術館の前庭。といってもその前庭も広いので、ちょっと探すことになる。「ロッキーの銅像」目当てじゃなければ、そのまま通り過ぎてしまうだろう。
それだけに、木々の間から銅像を見つけたときは嬉しかった。顔は、スタローンより若干男前かも(笑)。私が写真を撮っていると、他にも銅像目当ての人たちがやってきた。その中の一人、若い男性が銅像の前で、銅像と同じポーズで記念撮影。するとそれを見ていた、男性とは知人でも何でもないおばちゃんが「あんたもロッキーみたいに脱ぎなさいよ」てなことをはやしたてた。他の人たちも便乗してはやしたので、仕方なく上半身裸になる男性。周りからはいっせいに拍手。 ロッキーを通じて、見知らぬ者どうしがひとつにまとまった瞬間で、本当に楽しかった。
男性が写真を撮り終えた後も、次々に他の人が銅像の前で記念撮影。高校生くらいの女の子は銅像の台座に上って、たくましい体に抱きつくポーズで写真を撮ってもらっていた。あれも、絵になってて可愛かったな−。やっぱり女性なら、ロッキーに抱きつくチャンスは逃したくないよね。


周囲にはやしたてられ、真冬に裸になる男性
。手にはめている手袋が、ボクシンググローブっぽくて素敵。

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階段の上から、フィラデルフィアの街並みを望む。映画の中でロッキーが見た景色だ。そりゃ、こんな景色を見たらガッツポーズもしたくなるよね。
1月3日なので、美術館の前にはクリスマスツリーがあった。(欧米ではクリスマスが過ぎても、しばらくはツリーなどの飾り付けを残している)
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