何年たっても、まだ狂ってる。
Still Crazy After All These Years (Paul Simon)
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【1日目】食い気、吐き気に勝る。

フランクフルト経由、ライプチヒ行き。
KIX→FRA、FRA→LEJの二枚の航空券
を持って空の旅へ。

約12時間のフライトを経て、ようやくフランクフルト空港に到着! 二年ぶりに降り立ったドイツは曇り空。そしてフランクフルト空港は相変わらず巨大で、だだっ広い。
本来なら「いよいよ!」とテンション上がる瞬間なんだけど、このとき私は、なんともいえない吐き気を感じて座席でぐったりしていた。

吐き気といってもリバースしそうなほど酷くはなくて、なんとなく胸がムカムカする感じ。今まで何度も飛行機に乗ったけどこんなことは初めてで、これってもしかして機内食が「フルーツ食」だったから?
といっても、別に「生のフルーツがあたった」とかではない。フルーツ食そのものには全く責任はない。じゃあ原因は何かというと、たぶん「お腹が空きすぎて気分が悪くなった」んじゃないかと(笑)。
というのも、前の記事で「フルーツ食に満足した」と書いたけれど、それは味覚的に満足したってことで、物理的にはあんまりお腹は満たされなかったからだ。(そりゃそーだ)

それに加えて、体力と免疫力が落ちていた、というのも考えられる。旅行前日までずっと忙しくて、あんまり寝てなかったから。平均睡眠時間は約5時間。……別にたいして短くないように思うかもしれないけど、いつも7、8時間寝ている自分にとっては短いねん。でも旅行に行く前にどうしても見ておきたい映画が複数あって、そのために夜、仕事から帰宅してから、レンタルしてきた映画を見ていた。見た映画は次の三本。「ライフ・イズ・ビューティフル」「シンドラーのリスト」「戦場のピアニスト」。
タイトルを見てお分かりのように、全てホロコーストを題材にした映画である。(ドキュメンタリーの「夜と霧」も見たかったけど、あいにく近くのTUTAYAになかったので借りられなかった)
アウシュヴィッツを訪ねる前に、ぜひホロコーストを題材にした代表的な作品を見ておきたかった。その方が現地に着いたとき、「ここが、あの……」と、いろいろ感慨が深まるんじゃないかと思ったからだ。
だから旅行直前の忙しい時期に睡眠時間を削って、借りて来た映画を見た。このうち「ライフ・イズ・ビューティフル」は主人公夫婦に共感できなくてイマイチだったけれど、残りの二本は見応えがあり、観賞後も感動さめやらないままネットで映画レビューを読んだりしてた。そうしてるうちに、もう窓の外が明るくなってきて……というのが三日ほど続いた。なので旅行の準備もあまり進んでおらず、それこそ旅行前夜に、慌ただしくスーツケースに荷物をつめこんだ。ようやく準備が終わったのはもう明け方。こんなにバタバタと慌ただしく海外旅行に行くのは、今回が初めてかも。

そんなこんなで慢性的睡眠不足のまま飛行機に乗って長時間のフライト。ただ座っているだけとはいえ、「低気圧・空気が薄い・パサパサ乾燥」と、地上とは全く違う環境のところで12度間も過ごすのは想像以上に体力を消耗する。その間、口にしたのはフルーツ食と、配られたスナック菓子(プレッツェル)のみ。睡眠不足と空腹、長時間の移動からくる体力消耗などが重なった結果、到着時に気分悪くなったのかなあ……と推測してみる。

ちょっと脱線するけど、フルーツ食があるなら、生の野菜だけを盛りつけた「野菜食」とか、パンだけを数種類盛りつけた「パン食」とかがあってもいいと思うの。「ベジタリアン食」はあるけど、あれは肉や卵などを使ってないってだけで、料理そのものは調理ずみの、普通の機内食とあんまり変わらないし。そうじゃなくて、サラダのような、生の野菜だけを盛りつけた「野菜食」が選べれば、けっこう需要あると思うんだけどな。
個人的には「アイスクリーム食」などもぜひ特別食のメニューに加えてほしいところ。アイスクリームなら、どんなに食欲なくても食べられる自信があるんで。さっぱりしてて甘さ控えめの「シャーベット食」などもいいですね♪


ルフトハンザに乗ってフランクフルト空港に到着。
いかにもそれっぽく撮ってるけど、実際にこの写真の飛行機に乗って来たわけではない。

話を戻して。そんな訳で空港到着時、気分がすぐれなかった私は、他の乗客が続々と機内から出ていってるときも、ひとり座席に座っていた。別に、席から立てないほど具合が悪かったわけではない。可能であればCAから吐き気止めの薬をもらおうと思ったからだ。図々しいかもしれないけど、まさか自分がこんな「飛行機酔い」のような症状に陥るとは思わなかったから、頭痛薬などは持ってきていても、吐き気止めの薬は持ってこなかったので。

ふだん、日本にいるときならこの程度の軽い吐き気なら薬を飲まずに、食事を抜く、または軽くすませるなどしてやり過ごすんだけど。この時だけは薬を飲んで、手っ取り早くこの吐き気をおさめたかった。なんでかって、空港でおいしいもの食べたかったから。
吐き気があるのに「食べたい」とか、オマエどんだけ食い意地張ってんねん!って感じですが。でも繰り返すけど、機内食がフルーツ食だったのでお腹が空いてたのだ。なので空港で何か食べたい→でも吐き気がある状態で食べたら、リバースするかも→だったら手っ取り早く薬を飲んで治しちゃえ!という論法。ようするに、空腹感(もとい、食い気)が吐き気を上回ったってことですね。なんて私らしいの。

幸い、関空発の便なので日本人CAもいた。彼女は他のCAと一緒に出口付近に立ち、機内から出て行く乗客に「チュース」「ヴィーダーゼーエン」などと声をかけて見送っていた。で、他の乗客がいなくなった瞬間を見計らって、そのCAに「吐き気止めの薬ありませんか?」とたずねてみる。すると快く薬を持って来てくれたので、その場でその薬を飲み、お礼を行って機内から出た。

飛行機から出て、空港と接続しているボーディングブリッジを歩く。現地時間は14時半。二年ぶりに降り立ったドイツの第一印象は「寒い」。6月のドイツは日本の5月くらいの気候だとネットで見たから、私もそれなりに準備してきたつもりだったけど、その予想を上回る寒さ。5月というより、3月半ば〜4月初旬って感じ。


フランクフルト空港内の、ルフトハンザのモビールスペース(適当に名付けた)。
インドのタージマハールなど、世界各国の名所のシルエットが壁に貼られている。


ようやくフランクフルトに到着したけど、私の目的地はライプチヒ。でも日本からの直行便は飛んでいないから、このフランクフルトで乗り継いで行く。ライプチヒ行きの飛行機は今から2時間後の17時発。軽い食事をする時間はあるってことで、さっそく空港内のベーカリーで、チーズがトッピングされたハード系のパンとコーヒーを購入。この時には薬のおかげですでに吐き気は消えていたので、ベーカリーのイートインスペースでおいしくパンをたいらげた。でも、かぶりつく前に写真を撮るくらいの余裕はあったようで(笑)。

Wiener Feinbäcker Hebererはドイツ各地で見かける全国チェーンのベーカリー。公式サイトはパンの写真が充実しており、見てるだけでお腹が空いてくる。
http://www.heberer.de/de/home

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7.27
西さん

「待ってました」と言ってもらえてうれしいです^_^
やたら食べ物の話が多い旅行記になると思いますが、現地の空気感みたいなものを、少しでも伝えられる内容にしたいと思います。
そして西さんもドレスデン行かれたんですね!ドレスデンだけ取ってみても、旧市街と新市街でガラッと雰囲気が変わるのが印象的でした。意外にも、あまりガイドブックには載っていない新市街がとても楽しかったので、やっぱり自分の目で見るのが大事だなあと。
今回はベルリンには行かなかったんですが、あの街だけはドイツの中でも異質な雰囲気を感じます。ドイツの都市というより、世界都市(コスモポリタン)という感じ。

機内食の話は、機内食が好きな方には申し訳ないと思いつつ、本音を書こうと^^;
特別食、無料で予約できるんで機会があったらぜひ! 普通の機内食に飽きた方にもおすすめです。複数での旅行なら、それぞれが違う特別食を頼んで、食べ比べてみるのも楽しいかも♪
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