何年たっても、まだ狂ってる。
Still Crazy After All These Years (Paul Simon)
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『KANO 1931 海の向こうの甲子園』
『KANO 1931 海の向こうの甲子園』

うーん。見る前の期待が大きすぎたのか。私には合わなかった。
見る者を泣かそう、泣かそうとしすぎ。実話を元に脚色したそうだけど、その「脚色」の部分がベタ過ぎ。くさ過ぎ。
甲子園の決勝戦の試合中に、投手が相手チームの打者に「痛いんだろう、なぜあきらめない」とか言うか? いくら映画でもリアリティなさすぎて萎える。時代遅れのスポ根漫画を見せられてるよう。アナウンサーが試合中の選手たちの仕草や心情を全て言葉で説明するのも、古くさい野球漫画のようでダサい。もっと映画的な見せ方はできないのか。

無名のチームが大会に旋風を巻き起こしたものの惜しくも決勝で敗れる、というのはチャンピオンズリーグ2001-2002のレバークーゼンのようで、とっても私好みのシチュエーションなのだけれど。
泣かそう、泣かそう、とする演出があざとく感じて、逆にちっとも涙腺がゆるまなかった。
こういうのってもっと淡々とした演出の方が、私はぐっと胸に迫ってくる。

球児たちもみんな心がきれいないい子すぎてリアリティがない。異なる3民族が同じチームなんだから、表面では仲良くしてても、内心では自分と違う民族を見下したり、反発したりとか、いろいろ葛藤がありそうだけど。そういう葛藤を乗り越えてチームとして団結する、というドラマがない。脚色するんならそういう部分を脚色した方が私は共感できたし、漢人・日本人・原住民の混合チームというKANOならではの個性がより伝わったのでは。
それにこの年頃の男子ならもっと異性への性欲がさかんで、ばんばん下ネタを連発しそうなのに、なんにもないし。みんなきれいすぎて泥臭さがゼロ。とにかく、男たちのドラマにしてはきれいすぎるのが私には合わなかった。

こういうさわやかな青春映画を見て素直に感動できない私は、きっとひねくれている。
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