何年たっても、まだ狂ってる。
Still Crazy After All These Years (Paul Simon)
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「台湾って、つまんなさそう…」
普通、旅行前にその国のガイドブックなどを読んで準備している期間って、どんどん旅行への期待が高まってモチベーションが上がるものだと思うのだけれど。今回の台湾旅行では初めて、「旅行準備中にモチベが下がる」という経験をした。
だって本を読むと「親日国」とか「日本語が通じる率が高い」とか「料理がおいしくて味付けは日本人の口に合う」とか、日本人に都合のいいことばかり書いてあって、本当に旅行しやすそうな国で、かえって「なんかつまんなさそう……」と。
別に旅行上級者を気取るわけではないけれど、あまりにも居心地のいい環境だと「異国を旅してる」感じがしなくて、つまらなく感じてしまう。たとえば去年、経験したタイとカンボジアの国境のように、暑い中長時間並ばなくてはならないような、旅行者にはちょっと過酷な環境の方が「異国を旅してる」感じがしてワクワクする。……と、その国境で出会って友達になった鏡子さんにも旅行前にメールで書いた。もちろん命の危険を感じるような「危険な環境」は嫌だけれど、「過酷な環境」は嫌じゃない。体力的にちょっとハードだったり、どうにも言葉が通じなくて困ったり、どうしようもなく孤独を感じたりするような経験があった方が、旅行としては面白い。

と、旅行前は思っていた。あさはかだったと、旅行を終えた今になって思っている。旅行の醍醐味って、そうした表面的な「非日常性」ではなくて、もっと内面的なものーー例えば普段の生活では会えないような人と巡り会えたりとか、本で読んだだけの歴史をこの目で実感したりとか、そういうことにあるのだと、台湾を旅行して気づいた。9カ国目にしてようやく旅行の本質に気づかされた、今回の旅行だった。

■初めての台湾、初めてのLCC
そもそも台湾に行こうと思ったきっかけは、半年前の中国旅行。北京の故宫博物院に行って、でも歴代皇帝の宝物はここじゃなくて台湾にあると知り、次は台湾の故宮に行こうと決めた。
それに台湾だったら、格安のLCCで行ける!せっかく近くの関空からピーチが飛んでるのに、これまでわりと遠い国への旅行が多かったから、LCCは利用したことがなかった。今回、ピーチで購入したフライトは大阪(関空)ー台北(桃園)が往復で26,330円。やすーい。

■一日め〈12月25日〉
今回は本当に、直前まで仕事をしていた。それでも終わらなくて、結局旅行中も、夜はホテルで仕事をしなくてはならないはめに。まあ一人旅だし、夜はホテルでゆったり過ごす派だから別にいいんだけれど。気分的に、旅行中も仕事を引っ張るというのが、100%旅行を楽しめない感じがしてちょっと残念。
でもこれは、10泊11日という長期旅行の計画を立てた私が悪い。そりゃ仕事終わらんわ。フツーは12月28日くらいまで仕事するもんだし。それを私は早々に24日で切り上げて、25日の朝から旅行に出発。

朝、7時50分発の飛行機で台湾へ。LCCだともっと早い便もあって、これはまだ遅い方だと思うけれど、LCC初搭乗の私にとっては今まででもっとも早朝のフライトかも。
たぶん、そのせいだろう。朝、まだ暗いうちから起きて慌ただしく家を出た私は、「旅行の必需品」として買っておいたガイド本『歩く台北』を家に忘れてきたことに、関空行きの電車を待つ駅のホームで気づいた。だが今から家に取りに帰る時間はもうない。
関空内の本屋で売られているかも。そのことに望みをつないで電車に乗り、関空に向かう。のっけから大チョンボで、先が思いやられる…。

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関空は毎年恒例のウィンターイルミネーションで華やか。だがイルミネーションを楽しむ余裕もなく急いで第1ターミナルに行き、インフォメーションのお姉さんに書店の位置を尋ねたが(自分で探す時間がなかったので)、あいにくこの時間はまだ書店はオープンしていないとのこと。
仕方なく、ピーチ航空が発着する第2ターミナルに向かう。だがさすがLCCが使うターミナルだけあって、ここの書店は開いていた!そして『歩く台北』もあった!
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さっそく本を購入。そういうわけで帰国後、フライト前に空港で買ったものと、旅行の数日前に買ったもの、二冊の『歩く台北2015-21016』が私の手元に残ることに。
すっかりくたびれてしまっている右の本が、旅行で使った方だ。
同じ本が二冊……これは今回使わなかった方の本を使うために、また台北に行けということやね?

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うっかり忘れてきた本も買えて、安心して搭乗する。やった、大好きなタラップ搭乗。もうそれだけでテンション上がる。小型飛行機はジャンボ機に比べて揺れやすいのが難点だけど、このタラップ搭乗があるから大好き。

約3時間のフライトはあっという間。初めて訪れた台湾、空はあいにくの雨模様。機内の窓から見た桃園国際空港は、思ったより小さな、こじんまりした空港だった。
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空港からはバスに乗って台北市内に向かう。私は台北では松江南京駅近くのホテルに7連泊するので、松江南京駅を通る路線のバスを『歩く台北』で調べ、そのバスに乗る。やっぱり『歩く台北』が買えて良かった〜。
バスが桃園から台北市内に入っても、まだ細かい雨が降り続いていた。空港から約40分、松江南京駅に着いたのでバスから降りる。そのままホテルに向かうつもりが、反対方向へと歩いていたらしく、慌ててまた一駅ぶんを歩いて戻る。方向音痴のくせに、自信満々にどんどん歩いて行ってしまい、道に迷う悪癖がまったく直らない。これだから、友達と一緒の旅行が危なっかしくてできないのだ。自分一人なら道に迷っても自分がしんどいだけだけど、友達連れだと、「自信満々に歩いて行くから道を知ってると思ってたのに、なんで迷うの?」と友達を不機嫌にさせてしまうこと間違いなし。

雨の中、ようやくたどりついたホテルはエリンホテル (伊倫商務会館)。時計は13時過ぎだったけど、このホテルのチェックインの時間は15時。そこでチェックインせずに、ロビーにスーツケースだけ預けてすぐまた外へ。
この日はお昼を食べた後、九份へ行く予定を立てていた。いつも観光客で混雑しているという九份だけど、土日はさらに混雑すると聞いていたので、なら金曜日の今日、行っておこうと考えたのだ。

お昼をどこで食べるかは決めていなかったけど、ホテル周辺をうろうろしていたら、行列ができている店を発見。見ると、看板にはトマトのイラストと「甘記華茄刀削麺」の文字。ここがあの人気のトマト牛肉麺のお店か!早速私も行列に並んだ。
店先では店員のおじさんが刃物でうどん玉を削り落としていて麺を作っていた。なるほどだから「刀削麺」なのか。
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台湾に来て初めて食べたこの華茄(トマト)牛肉麺、さっぱりとした酸味のトマトスープに、もちもちと歯ごたえのある麺がからんで、行列も納得のおいしさだった。ごろんと入った大ぶりの牛肉も柔らかく、良質の肉を使っているという感じ。値段は140元(約560円)。
初めて訪れた国で、初めて食べた料理がおいしいと、がぜんその国が好印象になる。華茄牛肉麺が期待以上に私の口に合ったことで、来る前はあんまりモチベが上がらなかった台湾旅行ががぜん楽しみになってきたのだから、本当に食い意地が張っているというか、胃袋でモノを考えるというか(笑)。
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左端のお店が「甘記華茄刀削麺」。14時過ぎなので、このときはすでに行列はなくなっていた。
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