何年たっても、まだ狂ってる。
Still Crazy After All These Years (Paul Simon)
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お一人様にはツラい鼎泰豊。
■三日め〈12月27日〉

台湾に行ったら、小籠包で有名な「鼎泰豊」には一度は行ってみたいと思う。でも長時間並ぶのはイヤ。調べると、土日は朝9時からオープンしているらしい。これならそんなに並ばなくても入れそう。そう思い、台湾に来て三日目の朝はあえてホテルで朝食を食べずに、東門駅近くの「鼎泰豊」で朝食を食べることにした。
ちなみに7泊した「エリンホテル (伊倫商務会館)」の朝食はなかなか手がこんでいておすすめ。毎日メニューが変わるので飽きないし。

「鼎泰豊」に着いたのは朝の8時45分頃。でもすでにオープンしていて、一階、二階は満席だった。店員が流暢な日本語で「三階にどうぞ」と言うので、三階に上がる。するとここはまだ私一人。4人テーブルからしかなかったので、それに座る。
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わりと希少かもしれない。空席だらけの「鼎泰豊」。後から気づいたけれど、部屋の奥は10人掛けのテーブルになっている。後は全て4人テーブル。
頼むメニューはもちろん小籠包。でも一人なので5個入りを頼む。それと、旅行中の野菜不足を補うために野菜料理。ここは台湾ならではの野菜ということで、メニューから空芯菜炒めをオーダーしたら、店員さんが「ありません」とのこと。
だったらメニューにそう書いていてほしいところだし、日本ならお客からクレームが来そうだが、台湾なら別に無問題なのだろう。台湾人はおおらかだと聞いているし、それくらいでクレームはつけなさそう。
と思ったが、後から次々に入ってきたお客は全て日本人。あっという間に三階の全テーブルが日本人で埋め尽くされた。

気の毒だったのは、4人テーブルが全て埋まった後にやってきた一人客と、カップル客。奥にある10人掛けのテーブルに相席にさせられたのだ。後から別のカップル客も来たけれど、その人たちもそのテーブルに相席になっていた。一つのテーブルに二組のカップルと一人客が相席……きまずい。

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空芯菜炒めがなかったので、代わりにオーダーしたほうれん草炒め。おいしいけれど、複数で取り分けること前提の料理なので一人で食べるのはちょっとしんどい。こういう時、お一人様の不便さを感じる。

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その後、すぐ小籠包も運ばれてきた。5個入りからでも頼めるのはお一人様にとっては嬉しいけれど、ビジュアル的には、5個入りというのはいかにもスカスカで、ちょっと寂しい。
味はもちろんおいしい……のだけど、北京でも、地元に住む日本人に「小籠包がおいしい店」に連れて行ってもらったので、そんなにびっくりするような感動はなかった。つまり北京で食べた店とそんなに大差なかった。私はグルメではないので、店ごとの小籠包の微妙な味の違いとか分からないし。

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食べ終えて店を出ると、店の前には長蛇の行列が。そして聞こえてくるのは日本語ばかり。この行列の中、一人で待つのはちょっとしんどい。朝一番に来てよかった。

この日は朝から雨模様。こんな日は屋内の博物館見学にもってこいだ。という訳で台北二二八記念館に行く。
受付で日本語のオーディオガイドを借りる。おかげで展示内容がよくわかった。
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雨に濡れる台北二二八記念碑。

二二八記念館を出た後は、近くの台大病院へ。大阪の中之島公会堂(大阪市中央公会堂)を彷彿とさせる、ネオ・ルネッサンス様式の壮麗な建物は圧巻。日本人建築家による設計だという。
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日本はアジアで唯一宗主国になった国だが、他の欧米の宗主国との大きな違いは「植民地に自国の伝統建築を建てず、西洋建築を建てたことだ」と、「台湾の歴史」という本で読んだ。確かに言われてみればその通りで、それだけ昔の日本は「西洋かぶれ」だったんだなあと、これらの建築を見ると実感する。

だがこの台大病院のもっとも凄いところは、築110年以上の歴史を持ちながら、今も現役の病院というところ。この石造りの建物が、いかに頑強かがよく分かる。
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内部も当時のまま使われている。患者でもないのに、病院内をうろうろするのはちょっと気が引けたが、好奇心には勝てずに階段をのぼり、中庭に出た。看護師と患者が隣同士に座り、何か話し合っていた。
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今日は12月27日。クリスマスはもう過ぎていたけど、窓にはまだ「聖誕快樂(クリスマスおめでとう)」のシールが貼られていた。この漢字の字面だけ見ると、台湾がキリスト教国に感じる。

この日は日曜日なので、午後からは北門の近くにある国際日語教会の礼拝に出席。行きは最寄りのMRT北門駅まで行ってそこから歩いたけれど、実は台北駅からも充分歩ける距離だった。台北駅の地下街を通って行くルートが分かりやすい。

国際日語教会は、台湾のキリスト教界ではもっとも信徒が多いといわれる台湾基督長老教会に所属。午前中は同じ台湾基督長老教会の城中教会がこの会堂で礼拝をして、午後からは国際日語教会が会堂を借りて礼拝している。こういう例は、海外の日本人教会に多い。
台湾にあるこの教会が他の海外の日本人教会と異なるのは、日本人だけでなく、日本語が話せる台湾人も礼拝に連なっていること。なので教会名も「日本人教会」ではなく「日語教会」なのだ。(たぶん)

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礼拝に出た後、せっかくなのですぐ近くの北門を観光。清の時代に建てられた台北府城の唯一の遺跡だ。だが観光の中心地からはちょっと離れているせいか、観光客はほとんどいない。門のすぐ隣を高速道路が走っているのも、ちょっと情緒に欠ける。当時の日本政府が、清代の門を一つだけ残してくれただけでもありがたいと思うべきか。

帰りは、礼拝に出席していた日本人に教えてもらったルートで台北駅まで帰る。地下街を通っていくと迷わずに駅まで行けるので便利。昼食もまだだったので、地下街にある「花蓮扁食」というワンタンのチェーン店に入った。もちろんワンタンを頼むんだけど、それだけだとお腹が空くのでワンタンと魯肉飯の定食を注文。ワンタンが看板の店だから魯肉飯にはあまり期待してなかったんだけど、想像を上回るまずさだった。そぼろ肉が脂っぽくてべとべと。シンプルな料理だけに、素材の善し悪しが大きく味を左右するのね…。
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口直し(?)に、晩ご飯はホテルの近くの韓国料理店で。石釜でじゅうじゅう湯気を立てながら運ばれてきたビビンバをいただく。ごはんのおこげもおいしくて完食したけど、水がほしい。が、日本みたいに水は無料でサービスされない。
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そこで帰り道、韓国料理店のすぐ近くにある「Walker.in」というお店でタピオカドリンクを購入。ホテルの部屋で飲み干した。
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ビビンバを食べた後にタピオカドリンクを飲む。海外旅行中ならではの取り合わせだけど、意外とイケる。次にこの韓国料理店に入る機会があったら、先にタピオカドリンクを買ってから店に入ろうと思う。
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