何年たっても、まだ狂ってる。
Still Crazy After All These Years (Paul Simon)
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レンタル在庫に見る、ポールとS&Gの「格差」。
「サイレント・アイズ」の記事でも書いたけど、「アメリカでポールのCDを買う」という体験をしたかった私は、アメリカ旅行中に「サプライズ」を購入。もちろん日本語の歌詞対訳はついてない。そのことに気づいたのは、家に帰ってCDの封を開いてから。日本語の解説がないのは分かってて、それは別にかまわないと思ってたけど、歌詞対訳がないのは不便だなあ。ポールの歌は歌詞が大切なのに……と後悔してももう遅い。仕方なく、自分で翻訳しようとしたけれど、やっぱり無理。難解で知られるポールの歌詞を、素人が訳そうとしたって無理。

そこで日本語版の「サプライズ」をレンタルすることにした。でも街のレンタルCD屋に行っても無駄足となることはこれまでの経験で分かっているので、ネットレンタルで探してみる。すると、ツタヤのネット宅配レンタル「ツタヤ ディスカス」に「サプライズ」があった!さすがツタヤ、大手は違うね。入会日から30日間はレンタル無料というのも嬉しい。ほしいのは歌詞カードだけだし、無料期間中にレンタルして、すぐ返せばお金もかからない。
さっそく入会して、「サプライズ」を予約リストに登録した。でも1枚だけだと発送できないらしいので、DVDも何枚か登録。あとは自宅に送られてくるのを待つだけだ。

が、ここからが長かった。というのも、予約リストの「サプライズ」の欄に、亀のアイコンが出ていたからだ。なんだろと思ってクリックすると、「お届け率マーク」というものらしい。このマークが100%だと「在庫あり」ですぐに発送できるけど、亀アイコンだと「1枚在庫のため、お届けに時間がかかります」……。
レンタルCD最大手のツタヤですら、「サプライズ」の在庫はたったの1枚。さすがポール、相変わらず日本ではマイナーだなあと、妙に感心する。でもその1枚を今、他の人が借りていると思うとちょっと嬉しい。
そう、この時点では、私にもまだ余裕があったのだ。今、借りている人が返したら、次は私が借りられるだろうと考えていた。
甘かった。2週間待っても3週間待っても、亀のアイコンが消えない。発送準備が整わないのだ。

このままやと、無料期間中にレンタル→返却がでけへんやないの。(セコい)

焦ってきた私は、ネットで「どうして発送が遅れるのか」を調べてみた。そして初めて、「1位登録者数」なるものがあることを知った。つまり、そのCDを「順番待ち」している人数だ。そこで改めて「サプライズ」をクリックすると、左隅の目立たないコーナーに、「1位登録者:3人」と表示されていた。
私を含めて3人も、このCDを待っているのか! と驚いてから、ふとむなしくなった。いや、3人って……少なくない? 
在庫が1枚というのもアレだが、その1枚を3人が待っているというのも、なんだか規模が小さすぎ。最初、3人と聞いて「そんなにも!」と驚いた自分もちょっと嫌だ。いったい、どんだけポールがマイナーだと思ってるんだか。ポールに対しても失礼だよね……と思いつつ、私は心置きなくツタヤディスカスから退会したのだった。

そして退会ついでに、他のポールのアルバムの在庫も調べてみた。「サプライズ」が1枚なら、他のアルバムは在庫何枚なんだろう? と気になったからだ。
ツタヤディスカスに登録されているポールのCDは9枚。うち3枚はベスト盤で、オリジナル・アルバムは6枚。「ソー・ビューティフル・オア・ソー・ホワット」「ひとりごと」「ポール・サイモン」「ワン・トリック・ポニー」「ハーツ&ボーンズ」は登録なし。最新作の「ソー・ビューティフル〜」は仕方ないとしても、古いアルバムは「需要なし」と見て、ツタヤさんは購入しなかったようだ。うーん、試しにそれらのアルバムを借りてから、ポールのファンになる人もいると思うんだけどな。残念。

かたや、サイモン&ガーファンクルは14枚のCDが登録されている。うちオリジナル・アルバム5枚、ベスト盤6枚、ライブ盤3枚と、充実の品揃え。「若き緑の日々」とか、ちょいマイナーなベスト盤も登録されているあたり、ほぼフルラインナップといえるのでは。さすがツタヤ、需要を的確につかんでますね。

それぞれのCDの在庫枚数を見ても、S&Gと、ポールのソロとでは大きな差がある。S&Gでもっとも在庫が多いCDは「Greatest Hits」の301枚。それに対し、ポールの在庫最高は「グレイスランド」の4枚。すくなっ!
まあS&Gでも、「ブックエンド」の在庫が1枚というのはちょっとどうかと思うけど。基本的にこういうレンタル商売って、「試しに聴いてみるか」という、一見さんならぬ「一聴さん」相手なので、オリジナル・アルバムよりベスト盤の方が在庫は多いみたいですね。名盤「明日に架ける橋」も、在庫7枚しかないし。
まあポールのCDに関しては、オリジナル盤、ベスト盤の種類を問わずに、基本1〜2枚しか在庫はない訳ですが(泣)。やっぱりポールの音楽を聴こうって人は、コアなファンが多いからかな。そういう人は当然、レンタルじゃなくて購入するし。ポールは一聴さんじゃなく、コアなファンに指示されるアーティストなのだ。うん、そういうことにしとこう。
かたやS&Gは、映画やドラマの主題歌にもなるなどメジャーだから、「試しに聴いてみるか」という方も多いだろうし。そこから、「今度はポールのソロも聴いてみよう」という人が出てこないとも限らない。

そういう訳で、「サプライズ」の歌詞カード探しは座礁した。でも今日になってふと、「そうだ、もしかして図書館にあるかも」と思いつき、ネット検索したら……あった〜! 大阪市内の図書館に「サプライズ」があった。こんな身近なところにあったなんて、まさに盲点だった。亀アイコンが消えるのを、じりじりしながら待っていたあの3週間はいったいなんだったんだ。おかげで、日本におけるポールとS&Gの絶大な「格差」が分かってしまった。いや前から分かってはいたけど、まさか「301対4」だったとは。どうりで、ツタヤディスカスのサイト内の、ポールの紹介文にはS&Gのことしか書いてないわけだ。「92年に女優と再々婚した」とか、明らかに間違った情報も書いてるし。(エディ・ブリケルは女優ではありません)
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