何年たっても、まだ狂ってる。
Still Crazy After All These Years (Paul Simon)
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キツネと豚とジャガイモの夜。
やっぱドイツ行くならビールっしょー、それも前の旅行では飲めなかった街のビールが飲みたい! ということで、アルトビールの街・デュッセルドルフでドイツ最後の夜を過ごすことになりました。日中、バイアレナでレヴァークーゼン戦を一緒に見るオカジさんとTさんも一緒です。ドイツで、三人一緒にご飯を食べられるのはこの夜だけ。ということは、一人では量が多すぎて食べきれないドイツ料理を食べられるチャンス!

楽しくも悩ましい店選びですが、デュッセルドルフで暮らした経験を持つオカジさんが、「ブロイハウス(自家醸造ビールを出す酒場)の割には料理がおいしい」というお店を推薦してくれたので、そこに即決しました。「Brauerei im fuechschen」というお店。fuechschenは子ギツネ、キツネちゃんという意味なので、店名は「キツネちゃんの醸造所」? 
公式サイトを見ると、なるほど、どのページに飛んでもキツネちゃんがいます。キツネちゃんがマスコットキャラクターなのね。しかしあのサイト、歴史あるブロイハウスのサイトとは思えないほどサイケでポップ(笑)なのはいいけれど、ポップすぎて、ユーザビリティーが悪いような。飲食店の公式サイトなのに、どこに何があるのかよく分からない。営業時間や地図などの基本データや、メニュー表などはすぐ見つかるようにした方がいいと思うんだけど、別にそんなことに気を配らなくてもいいくらい、儲かってるってことでしょーか。

やたらとポップな公式サイト
http://www.fuechschen.de/

■そして当日

10月23日、ドイツ滞在最後の夜。午後の試合を見てから飲みに行く予定だったので、果たして勝ち試合を見て祝い酒になるか、それともやけ酒になるか?……結果はやけ酒でした。レヴァークーゼンはいいところなく、シャルケに0対1で完封負け。やさぐれ気分でデュッセルドルフに向かいました。

夜のデュッセルドルフは、昼間とはまた違ういい雰囲気。観光客が多いケルンと違って、地元民が多く、しかもその地元民に裕福層が多いので、繁華街もどこか落ち着いた雰囲気なんですよね。
日系企業が多く、「日本人が多い街」というイメージがあるせいか、かえって日本人旅行者には敬遠されてる街っぽいですが、というか私自身がそういう理由で「訪れたい街」の優先順位は低かったのですが、今回の訪問でお気に入りの街になりました。カフェ・ハイネマンもあるし。バラックもラウルも住んでるし。(意味不明)

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駅から5分ほど歩いて、「Brauerei im fuechschen」に到着。店に入る前から「いい雰囲気〜」を連発する日本女子(って年でもないですが)三人。
日曜の夜ということもあってか、店内は満員で、活気にあふれていました。これが本場ドイツのブロイハウスの雰囲気!とテンションが上がります。それにしても、店員さんが運んでいる料理のお皿のでっかいことよ。一人では絶対に頼まれへんわ。

テーブルについて、まずはアルトビールを注文。ほどなく「Fuechschen Alt」という、店名を冠した自家醸造ビールが運ばれてきました。コースターの裏に鉛筆で3杯分の線を引いてから、去っていく店員さん。これがデュッセルドルフ式なのだとか。これって、ビールがアルトビール1種類しかないからできる計算方法ですよねえ。それも0.25リットルのグラスのみ。値段は1.80ユーロ。ちなみにミネラルウォーターは同じ0.25リットルで2ユーロ。水よりビールの方が安い!
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アルトとはドイツ 語で「古い」という意味。歴史のあるビールらしく、今風の軽い味わいではありません。水のように飲めるケルシュよりも苦みが強く、麦の味もしっかりあります。お酒が強くない私はケルシュの方が飲みやすかったけど、ケルシュは軽くて物足りないという人は、アルトビールの方が楽しめるのではないでしょうか。

次は料理。メニューに写真などは載っていないので、メニュー名からどんな料理か想像するのみ。それにしてもporkとpotatoの名前が多すぎ(笑)。ドイツ人はどんだけ豚とジャガイモが好きやねん。料理のジャンルがかぶらないように、三人で相談して、「やっぱり外せない」ソーセージと、ポテトグラタン、豚肉と野菜の炒め物の三皿を注文しました。どんな料理で、どんなボリュームかは運ばれてこないと分からないので、「とりあえず、この三皿で様子をみよう」ということに。足りないようなら、追加注文すればいいしと。
しかし運ばれてきた料理は、想像を絶するボリュームでした。これ、もし一人だったら泣きそうになってたと思う。三人で良かった。しかし三人がかりでも食べきれず、結局三分の一くらい残しました。量が多いから、最初はアツアツでおいしかったグラタンも、途中から冷めて固くなってくるし。どの皿にも、これでもかってくらいジャガイモが盛られているし。
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すでにお腹がはち切れそうになってたにもかかわらず、私とTさんは「せっかくだからデザートも食べたいよね〜」。プリンならつるんと食べられるだろうと思い、チョコレートプディングを注文しました。
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……甘かった。運ばれてきたプリンを見て、思わず「でかっ!」。こんなにずっしりと重量感のあるプリンは初めて見た。プリンも自分の重さを支えきれないのか、なんかぷるぷる震えてるし。
そして固い。日本の「なめらかプリン」のように、口に入れるとたちまちトロける舌触りではなく、「ゼラチンたくさん入れてしっかり固めました」って感じの歯ごたえと弾力があります。讃岐うどんじゃあるまいし、プリンに歯ごたえはいらないって(^_^;
そして甘い。なんか舌に残る、単調な甘さ。洋酒とか使ってなさそうで、お子様でも安心して食べられるデザートって感じ。ここでTさんが「ヒロタのシュークリームのチョコみたいな味」と、素晴らしく的確に表現してくれました。確かにヒロタっぽいわ、これ。いや、ヒロタのシュークリームはおいしいですよ。でもあれはシュー皮とクリームのミックスだからおいしいんであって、クリームだけをプリンにしたら飽きると思う。しかも量が多いし。Tさんも「二人で一個で充分だったね」と苦笑しながら、明らかに努力してスプーンを口に運んでいました。私も、周囲のカスタードソースをプリンにかけて味の単調さをごまかしつつ、なんとか完食。どうやら「料理は残してもデザートは残さない」という意地があるらしいです。

誤解のないように言っておくと、ドイツのデザートのレベルが低いってわけでは決してないです。ベルリンのケンピンスキーホテルのカフェで食べた、アップルシュトルーデルは絶品だったし。デュッセルドルフのカフェ・ハイネマンで食べたケーキもおいしかった。つまりブロイハウスはビールと、それに合う肉料理を食べる店だってこと。デザートにまで期待すんなってことですね。

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店内の壁に「自由にお取り下さい」という感じで並べられていた、キツネのキャラクターのポストカード。頼んだ料理が出てくる間、三人でこれらを机に並べて「かわいいー」を連呼してました。よく見るとそんなに「かわいい」キャラではないと思うけど、あのときはみんなテンション高かったので(笑)

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Brauerei im fuechschen
住所:Ratinger Strasse 28・D-40213 Düsseldorf
http://www.fuechschen.de/
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