何年たっても、まだ狂ってる。
Still Crazy After All These Years (Paul Simon)
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【1日目】さよなら機内食
2年前のドイツ旅行くらいからだろうか。ヨーロッパへのながーいフライトにおける最大の楽しみである「機内食」に全くときめかなくなってしまった。
というか、ときめく・ときめかない以前に食べられない。機内食が運ばれてくるまではワクワクしてるんだけど、アルミケースのフタを開けた瞬間、もわっと漂ってくる料理のニオイをかいだとたんに食欲減退。あの、いかにも「ついさっきレンジでチンしました」というような独特のニオイがまずムリ。それでも我慢して何口か食べるんだけど、やっぱりムリで、半分以上残してしまう。
そこまで文句言うならビジネスかファーストに乗れっつー話だけど、エコノミーしか乗れない庶民なのでそれもムリ。

※「ついさっきレンジでチンしたような」というのはあくまで比喩。実際に機内食をレンジでチンしている訳ではない。飛行機には、計器に影響を与える電子レンジは乗せられないからだ。なので電熱板であっためているとか。

食べるの大好きな私が、まさかこんなことになるなんて。いや食べるの大好きだからこそ、調理法などに様々な制限がある機内食がムリなのだろうか? でも昔はおいしく食べられてたんだから、トシを取って味覚が変わった? 

理由はともかく。半分以上残す機内食を頼むのはもったいないので、この旅行では初めて「特別食」を頼むことにした。ルフトハンザの特別食はベジタリアン用とかいろいろあるけど、私が頼んだのはフルーツ食。特にフルーツ大好きって訳じゃないんだけど、フルーツなら調理されずにナマで出てくるだろうし。私が機内食がムリなのは、調理ずみの「ホットミール」に原因があるのではと考えた上での選択だった。フライトの一週間ほど前に、関空→フランクフルト間の機内食をフルーツ食にしてほしいと、ルフトハンザに電話で予約する。
「帰りのフランクフルト→関空間はどうしますか?」と電話口でルフトの担当者に聞かれたときは、ちょっと悩んだ。でも結局、帰りのフライトではフルーツ食は予約しなかった。なんというか、あの独特のニオイを発する、私的にはちっともおいしくない機内食を一度は食べないと、飛行機に乗った気がしない。もとい、海外旅行に行った気がしなくて、なんか物足りないというか。もはや海外旅行における一つの様式美かも、あのパサパサした機内食って。
それに、「もしかしたらルフトの機内食はおいしいかも」というかすかな期待もあったりした。(だがこの期待は結局裏切られることになる。私は今後、恐らくもう二度とエコノミーの機内食を頼むことはないであろう)

というわけで。これが当日、関空→フランクフルト間で出された「特別食」のフルーツ食でーす。……と、ココにフルーツ食の写真を載せる予定だったんだけど、ちゃんと撮ったはずなのにデジカメに残ってなかった(泣)。無念なり。
でもイチゴやマスカットとかもあって、なかなか豪華な内容でした。パンの一つくらいついてくるかなと思ったけど、それはなくてフルーツのみ。なのでルフトハンザのフルーツ食を頼みたいけど、それだけだとお腹空きそう……という方は、事前にパンなどを買って機内に持ち込むことをおすすめします。
私はといえばフルーツ食に満足して、その後は前日までの睡眠不足のおかげで到着まで熟睡。なので約12時間のフライト中、覚えていることといえばフルーツ食のことのみ。あ、事前に特別食を予約すると、通常の機内食より早いタイミングで、CAが「めえこ様、フルーツ食をお持ちしました」と座席まで運んでくれる。ちゃんと名前を呼んで持って来てくれるのがちょっと「特別感」漂ってていい気分でした。「特別食」のホントの意味は、実はここらへんにあるのかも。
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バラックを巡る旅
「忙しい」を理由にしてたらいつまでたっても書けないので、(まだ記憶が鮮明なうちに)ぼちぼち書き始めることにする。


三度目のドイツ旅行! 決して海外旅行回数は多くない私が、同じ国に三回。他の国はみな今んとこ一回きりなのに、ドイツだけ三回。その三回ともサッカーがらみ、というか具体的にはバラックがらみなんだけど、だからといってただサッカーを見てすぐ帰る、というわけでもなく。行ったからにはサッカー以外にもいろいろと観光したい。
で、その観光場所にも事欠かない国なのだ、ドイツは。なので三回行っても「飽きる」ということがなく、まだまだ行ってみたい場所がたくさんある。よく言われるように、ドイツが国家として統一されたのは近代になってからで、それまでは各都市が一つの「国」として栄えていたから、今も都市それぞれに強い個性と魅力がある。だから何度ドイツに行こうが、訪れる都市が変わるとガラッと印象が変わるし、新しい発見がある。だから何度行っても飽きないのだろう。

といいつつ、私がこれまでに訪れたのはドイツの西の方ばかり。かろうじてベルリンには行ったけれど、それより東にはまだ足を踏み入れたことがない。だからドイツ旅行三度目にして、今回が初めての「東への旅」になるーーとかなんとかもったいぶって書きつつも、その「東へ行く理由」というのが「バラックの引退試合がライプチヒで行われるから」というなんともミーハーな理由で、「やっぱりそれかい」とセルフ突っ込みを入れたくなるんだけど。でも最初に書いたように、目的はサッカーであっても、それ以外にもいろいろと観光できるのがドイツのいいところ。目的地のライプチヒは観光に力を入れている街らしく、観光局がこんな立派な日本語対応の公式サイトも作っていたし、旅行の何ヶ月も前からそれらを見て夢をふくらませていた。

さらに今回は「せっかくドイツの東に行くんだから」と、すぐ隣のポーランドにも足を伸ばそうと考えた。
いや、正確にはポーランドというより、アウシュヴィッツに行きたいと思った。だからアウシュヴィッツにさえ行けばすぐまたドイツにとんぼ返りすることも考えたけど、ポーランドについて調べているうちに、「それはあまりにもったいないな」と。日本では「ポーランドといえばアウシュヴィッツ」というイメージで見られているけれど、実はポーランドはそれ以外にもいろいろと見所のある美しい国なのだと、図書館で借りた本や、ポーランド観光局のブログなどを読んで知ったからだ。
何より決定的だったのは、「ポーランドはアイスクリームがおいしい」という情報。それを知った瞬間、ポーランドに連泊することが決まったといって良い。

で、本当はポーランドに六泊くらいして、ポーランドの空港から帰国しても良かったんだけど、関空ーライプチヒーフランクフルトの往復航空券をすでに買っていたので、どっちみちライプチヒに戻らなくてはならない。なのでポーランドからライプチヒに戻る途中に、これも以前から行ってみたいと思っていたドレスデンに寄ることにした。でも「寄る」といっても一泊ぐらいじゃ味気ないので、最低でも三泊。こうしてライプチヒ三泊、クラクフ(ポーランド)三泊、ドレスデン三泊というスケジュールが組み立てられたのだった。

※クラクフはアウシュヴィッツから日帰りできる距離に位置する古都。ヨーロッパ有数の観光都市で、ホテルやレストランも多く、ここを拠点にアウシュヴィッツに行く旅行客が多い。

アウシュヴィッツに行く前にある程度の予備知識を得ようと、関連書物を何冊か読んだ。それらの本には「バラック」という言葉がたびたび登場した。もちろんそれは元サッカー選手のことではなく、被収容者たちが押し込められていたバラック小屋のことだ。同じバラックでも意味は全くちがう。だが元サッカー選手のバラックの引退試合と、今も現地に残るバラック小屋を見に行く旅。いささか不謹慎かもしれないが、私はいつしか心の中でこの旅を「バラックを巡る旅」と呼んでいた。
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【6日目】アイスクリームが止まらない。
「リアルタイムな旅日記を届けられたら」とか書いといて、1日目からいきなり6日目(笑)。

いやぁポーランド最高です!大好きな国になりました。
到着一日目には「バリアフリーが全然整ってない」とぶーたれてたくせに、三日目でもうこの変わりよう(笑)。
そりゃ確かにドイツとかと比べると、遅れてるところがいっぱいあって不便さも感じるけれど、その不便さを補ってあまりあるほど、食べ物がおいしいんですよ。(結局それかい)
ドイツでは一人でレストランに入る気がしない私ですが、ポーランドではレストランで食べまくり。もちろん値段がドイツのそれに比べて安いというのも大きいですが。
評判通りスープがとってもおいしいです。初夏のこの時期でもおいしいというのがすごい。単に「あったかいから」だけじゃない、味そのものに深みがあるってことですよね。
スイーツもおいしい。スーパーに売ってるキャンディなども止まらなくなりますが(今も食べてる)、アイスクリーム(ロディ)が最高。
コクがあるのにしつこくないから、何個でも食べられそう。
それを証明するかのごとく、私は今日、三個も食べてしまいました。
昨日まで機会がなくて食べられなくて欲求不満がたまってたからって、一日でアイス三個て……(汗)。子どもだったら間違いなくオカンに怒られるレベル。
でも本当に、それほど甘ったるくなくて後口もさっぱりだから、街でロディ屋さんを見つけるたびについのぞきたくなるんですよ。

まずは一個目。今日の午前中はヴィエリチカ岩塩坑に行ったんですが、見学を終えて地上に戻ると真夏のような日差しが。その日差しに負けて、つい売店でアイスクリームを購入。

見た目はソフトクリームに見えますが、売店のお姉さんは「アイスクリーム」と言ってたな。
実際、ソフトクリームより固めのクリームで、だからこれだけ高さがあって、これだけくっきりとした「とぐろ」を巻くことが可能なのです。
でもこれは正確にはロディ(Lody)ではなく、swiderkiというらしい。味は普通。後に食べたロディほど何度も食べたくなる味じゃなかった。

ヴィエリチカ岩塩坑にはホテル斡旋のバスツアーで行ったんですが、帰りはカシミエージュ地区でバスから降ろしてもらいました。が、降りたはいいものの、持ってる地図のどの当りに降りたのか分からない。仕方なく適当に歩いていたら、行列ができているロディ屋を発見。行列には若者だけじゃなく、60代くらいのおじさんも並んでいるのがポーランドならでは。にしても、こんなに流行ってるロディ屋というのはポーランドでも珍しい。さっそく並んでみました。

並んで正解。ナッツの風味が生きたまろやかなクリームに、果肉みたいなかたまりがゴロンと混じっているのが人気の秘密とみた。一発目のロディからこんなヒット作に巡り会えるなんて、今日はツイてる。

そうしてロディのおいしさに魅せられた私は、クラクフ歴史地区でもロディ屋を見つけたとき、誘惑に抗しきれずに注文。そんなアイスばっかり食べてたらお腹壊すぞ。というか太るって絶対。

明日はドレスデンに移動するので、もうロディとはお別れかと思うと寂しい。そして私が泊まるドレスデンのホテルはWi-Fiが有料なので、帰国後までネットともお別れ。そんな旅行中最後の記事に昨日行ったアウシュヴィッツのことではなく今日行ったヴィエリチカのことでもなく、アイスクリームのことを書くわたし。どんだけ食い意地張ってるか、そしてポーランドのアイスクリームがどれだけおいしかったか、お分かりいただけたのではないでしょうか。
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【1日目】空に架かる橋
「ああ、これから海外に行くんだなあ」とテンションが上がるポイントって人それぞれだと思うんだけど、私の場合はまず、関空島への連絡橋を渡るとき。コレですね。

テンションupポイント1
連絡橋を渡る


実は私は関空から電車で20分足らずの地に住んでいて(つまり田舎)、関空というより「かんくー」と呼びたいような身近な存在だったりするんだけど、それでもやっぱり関空に行くとテンション上がる。というのもいくら20分足らずで行けるといっても、連絡橋の運賃が高いので、連絡橋手前の「りんくうタウン」駅で降りて、アウトレットなどで買い物することの方がずっと多い。りんくうタウンからはすぐ向こうに関空が見渡せるのに、実際に関空まで行くことはせいぜい年に一回、自分の旅行のときや、他の人のお見送りやお迎えのときくらい。なので必然的に、連絡橋を渡る時は「非日常へのかけはし」を渡っているようで気分が高まる。橋の下で波が光にきらめいていたりしたらもっとテンション上がる。あいにく今日は曇り空で、海はきらめいてくれなかったんですが。
海の上にかかるこの橋を渡って、空へと旅立つ。さながら「空に架かる橋」のような趣があると思うのですよ、この連絡橋には。
それにわぞわざ窓から下を見なくても、ただ電車に乗ってるだけで、「あ、今連絡橋を渡ってるな」というのが分かる。電車がレールを走る音が、急にそれまでとはガラリと変わるから。ガタンガタン、という音がひときわ大きく、高くなる感じ。連絡橋を渡らないと聞けないあの音は、さながら海外へ旅立つ者を見送るファンファーレのよう……というのはちと大げさか。

テンションupポイント2
ラピートと出会う


連絡橋を渡って関西空港駅に到着し、ホームに降りると、かなり高い確率で南海電車が誇る「特急ラピート」が停まっている。別に関空でしか見れないってことはないんだけど、関空が出発・到着駅の線が多いとあって、やたらと関空駅でその勇姿をあおぐ機会が多い。地下の薄暗い構内に、そのままSF映画に出てきそうな近未来型のユニークな車体を見ると「かんくーに来た!」という感慨が湧くのです。

テンションupポイント3
関空の天井を見上げる


関空の建築デザインの素晴らしさは今さら言うまでもないけれど、あの建築美の「粋」は、天井に集約されていると私は思う。あの、あえて躯体をむき出しにした流線型の屋根。その屋根の下で舞うフライングモビールは、流線型の有機体に寄生している、翼を持った生き物のよう。


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照明を反射させたテフロンの白い幕が、柔らかな曲線を描いて天井を被う。曲線はそのままガラスばりの壁へと続く。ガラス越しに離着陸する航空機を眺めていると、思わず日常を忘れる。海外旅行という「非日常」は、すでに関空から始まっているのだと実感する。

テンションupポイント4
免税店で香水のシャワーを浴びる


出国審査を経て次のエリアに入ると、いかにも欧米風のちょっときつい香水の香りがぷ〜んと漂う。
シャネルやティファニーなどの高級ブランド免税店からの香りのシャワーだ。この香りを感じるときも、私が「海外に行くんだなあ」とテンションupする瞬間の一つ。空港の免税店って、実際に中に入って買い物したことはないんだけど、外から眺めているだけで「非日常」の雰囲気を感じることができて素敵。余談だが九州のダイニングレストランは、店を改装する際、あえて「空港の免税店」のようなファサード(外観)に改装。みごと「非日常」を演出して、女性客獲得に成功したとか。


……とまあ、待ち時間にこんなことをつらつらと書いているうちに、フランクフルト行きの飛行機の搭乗案内が始まった。こういう、空港での待ち時間つぶしにMacBook Airはまさにぴったり。旅行中にもこんな時間がとれるかどうかは謎だけど、せっかくMacBook Airを持っての旅行だから、無理のない範囲でリアルタイムな旅日記を届けられたらいいなと思う。(あくまで「思う」という希望なのであまり期待はしないでね^^;)
※ちなみにMacBook Airを持参するのはブログ更新のためではなく、もともとは仕事のため。旅行までに終わるはずだった仕事が終わらなかったので、仕方なくMacBook Airを持って行くのです(泣)。ああ、一眼カメラ持参でただでさえ重い手荷物が、さらに重く……。

6月3日AM9時、フランクフルト行きの飛行機を待ちながら、関空のEstandで記す。(画像を整理してupしたのは6月4日、ライプチヒのホテルより)
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ポーランドからの手紙
昨日、一通のエアメイルが届きました。
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差出人は「Polrail Service」。それを見てようやく「あ、ネットで予約したポーランド鉄道のチケットだ」と思い出した私、のんきすぎる。(Polrail=ポーランド鉄道。以下PR)

ちなみにネットで予約したのは4月29日。すでにそのときクレカで決済も済ませてるのに、ちゃんとチケットが届くかどうか全く気にしてなかった。「ポーランド鉄道を信頼している」といえば聞こえはいいけど、ようは能天気なだけ。もう旅行まで三週間切ってるし、そろそろ気を引き締めていかないと。

それにしても今どき、ネットで予約したチケットが「オンラインチケット」としてデータ発行されず、「紙のチケット」としてはるばる海外から郵送されてくるのは珍しい。今回の旅行ではドイツ〜ポーランド間を往復するので、ドイツ鉄道(DB)のチケットもネットで予約したけど、カードで決済するとその場で「オンラインチケット」として発行される。そのチケット(PDF形式)をプリンターで印刷すればOK。なんて簡単でスピーディーなの。
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でもこれは別にDBだけが進んでるって訳ではなく、飛行機やホテルのチケットも全てこのシステムになっていて、もはや世界共通のスタンダードと言ってよい。

ポーランドも一応EU加盟国だし、その国の国鉄であるポーランド鉄道もてっきりチケットはオンライン発行だと思っていたら。購入チケットの受け取り方法は「窓口で受け取り」か「郵送」の二択しかありませんでした^^;
いやー、いまどき「郵送」とかなんてアナログなの!と驚いたけど、いざこうしてポーランドからの手紙を受け取ってみると。いかにもヨーロッパ風のお洒落な切手とその上に押された消印、そして「Polrail Service」のスタンプに、この手紙がはるばるポーランドから送られて来たんだということを実感し、旅行気分が一気に高まったのでした。

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この後も「旅の思い出」としてずっと大事にするであろうポーランドの切手。こうした切手に出会える楽しみは、オンラインチケットにはない。
やはり切手と、その上に押された消印が「手紙」というものを特別にしていると思う。

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封筒の裏面はしっかりテープで封がされており、その上に「Polrail Service」のスタンプが。

封を開けると、そこにはさらに「ほっこり」な体験が待っていた。
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チケットと一緒に同封されていた、予約列車のスケジュール表。列車の到着時刻と発車時刻が変更になったらしく、それぞれの時刻が手書きされていた。この「手書き」がなんとも味があって良い。

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最後には「Thank you!」の手書きメッセージが。Thank you!以外の文字が読み取れないけど、たぶん「チケット購入ありがとう」の意味だと思う。
ポーランド鉄道の人がわさわざこのメッセージを書いて、重要個所にはピンクの蛍光ペンで線を引いてくれたのだと思うと和む。些細なことだけど、旅行前のこんなやりとりから一気にポーランドの好感度がアップ。ポーランドを旅行した人はポーランド人の温かさに感激することが多いらしいけれど、私は旅行前からその「温かさ」に触れたような気分。
ポーランドはヨーロッパにおいては、他国に比べて熱心なクリスチャンが多い国だというけれど、こうしたチケットのちょっとした書き込みにも、キリスト教の「隣人愛」が現れてる気がする……と感じるのはちょっと大げさか。

続いてチケットにも手書き発見。列車番号と座席番号が印刷されてるんだけど、分かりやすいよう、別の紙にもそれらの番号が手書きで記入されており、チケットにホッチキスで留められていた。
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こんな手間のかかること、DBはやってくれません(笑)。いいなあPR。ただ単に時代に乗り遅れてるだけかもしれないけど、そのアナログさがいい感じ。
便利でスピーディーなオンラインチケットもいいけれど、やっぱり「手書き」には人の心をほっとさせるものがありますね。

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ちなみにチケットが入っているケースに印刷されたこの広告。PRからの嬉しい手紙を受け取った家の人が、それを届けてくれた郵便配達のお兄さんに抱きついてる図(たぶん)。
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この広告で目を引くのは、郵便配達のお兄さんのカバンのかわいさ。そうか、ポーランドの郵便屋さんのカバンは青くて四角いのか。ついでに帽子も、日本の郵便屋さんのようにユニフォームの一部なのかも。
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ドイツ国民総ジーニスト疑惑
旅行に持っていくレンズ選びには悩んでも、服装選びには悩まない。ジーンズ一択である。
たくさん歩くであろう旅行には、やっぱり活動的な服装が適している。今回の旅行ではドレスコードがあるような高級レストランに行く予定はないし、観劇の予定もない。……って、すいません見栄張りました。「今回」に限らずこれまでの旅行でもそんな予定は全くなかった(笑)。
とにかく、たくさん歩くこと必須な旅行では、動きやすいパンツスタイルが一番。なら別にジーンズじゃなくて他のパンツ、たとえばチノパンとかカーゴパンツとかでもいいんだけど、あえてジーンズ一択なのには理由がある。ドイツではジーンズスタイルがもっとも「浮かない」と考えるからだ。

これまでのドイツ旅行で見たドイツ人たちは、老いも若きも男も女も、やたらとジーンズスタイルが多かった。一般人だけでなくサッカー選手などもそうだ。もちろんパーティーや表彰式などのフォーマルな場所ではスーツを着るけれど、それ以外の場面ではほぼジーンズオンリー。特に男性は。

ここで、ドイツ人がいかにジーンズ好きかを示す画像を幾つか挙げたい。

バイヤー・レヴァークーゼンの練習風景を見る人々。左から二番目の、ベージュのコート姿の女性以外は大人も子どもも全てジーンズ。


レヴァークーゼン・ミッテ駅のホームにいる人々も、金髪の女性以外は、奥の方にいる人々も含めて全員ジーニストだった。


バイアレナに試合を見に行くときももちろんジーンズ。

例としてupした画像が全てレヴァークーゼンでのものばかりになったが、これはたまたま写真に映っていたのがこの街の人々だったというだけで、首都のベルリンでもやっぱりジーニストが多かった。
もっとも、私がこれまでドイツに行った回数はたったの二回。その経験だけで、「ドイツ人はジーニストが多い」と書くのは短絡かもしれない。ドイツ以外に行った国はロシア、イギリス、アメリカだけど、それらの国も意識してなかっだけで、実はドイツ並みにジーニストが多かったのかもしれない。
だが他国と比べて多いかどうかはともかく、オシャレに疎い私が気が付くくらいだから、やっぱりドイツにおけるジーニスト率は高いと思うなー。若い人だけでなく、おじさんとかもよく履いてるし。

ドイツにジーニストが多い理由として、真っ先に思いつくのはたぶん「ラクだから」。ちっともオシャレじゃない私が言うのもなんですが、「オシャレ」を意識して履いてる人は少ないように思う。それよりジーンズ元来の「作業着」としての着こなしが多い。(だから私はあえてここでは今風の「デニム」という書き方ではなく「ジーンズ」と書きたい)
なんせこれまでのドイツ訪問で、「あのジーンズの着こなしカッコいい」とか「オシャレ」とか思ったことがほとんどない。それより、何にでも合わせやすいし動きやすいからジーンズ履いてる……という人が多いように思う。そして合わせるトップスは黒アイテム。この組み合わせがほんと多い。だから全体的にファッションが暗い。明るい派手な色を着ている人はあんまり見ない。つまりファッションで冒険しようという人が少なくて、皆さん手堅いんですね。

それでも女性は、特にスリムな女性は長い足にフィットしたスキニータイプのジーンズを履いてて、「カッコいい」と思うこともあるけれど。こと男性に限ると、そんなスリムなジーンズを履いてる人はほとんどおらず、たいていがだぼっとしたストレートタイプ。「流行なんか知ったこっちゃねえ」って感じで、トップスとのコーディネートを見ても、あんまり服装に気を使ってる人がいない印象だ。だからたまにチノパンを履いてる男性を見ると、「ジーンズじゃない」という理由だけでなんだかすごくオシャレさんに見える(笑)。
「見た目」のカッコ良さよりもラクさ、つまり機能性重視なのはドイツ人らしいっちゃらしいけど、せっかく長身で足も長いのに、そのスタイルの良さがあんまり生かされてないようなファッションの人が多くて、なんだかもったいないようにも思う。

まあでも、そんだけジーンズが普及している国に行くのは、旅行者としてはラクでもある。こっちもたいていの場所はジーンズでいいわけだし。安全面からも「いかにも観光客」なスタイルは避けたいし、なるべく周囲から浮かない服装をしたい私はジーンズを持って旅行に行きます。「郷に入れば郷に従え」の精神で。
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理想の「旅レンズ」を求めて。
旅行に持って行くレンズ選びは、いつも悩む。
と書くと、いかにもたくさんレンズを持ってるように思われるかもしれない。だが実はちっともそんなことはなく。持ってるレンズはたった二個。カメラ(ニコンのD90)を買った時にセットでついてきた「NIKKOR 18-105mm f3.5-5.6G」と、追加購入した「NIKKOR 35mm f1.8G」の二つのみ。どっちもいいレンズで気に入ってるけど、旅行で使うにはどっちも一長一短あって決めきれないのだ。

二つのレンズのうち、仕事で使っているのはもっぱら18-105mm。いわゆる「便利ズーム」だけど画質はなかなか。使いやすい焦点距離で、とりあえずなんでも「そこそこ」撮れるから仕事には重宝している。まあ仕事といっても、私の場合は決してプロカメラマン並みの写真を期待されてる訳ではないし。「取材のついでに写真も撮ってもらう」というレベルなので、このレンズでも間に合うのだろう。

料理写真(三脚使用)


広角端を使えば、こういう洋館も画角に収まる。建物が樽型に歪曲しているのは、この価格帯のズームレンズでは仕方ない。

逆に、趣味で使うのはもっぱら35mm。なんたって軽くてコンパクトなのがいい。F値が1.8と明るいから室内撮りにも強いし、ボケもきれい。


旅行も仕事ではなく趣味なので、本来なら35mmで充分なんだろうけど、海外旅行、それもヨーロッパというのがジレンマ。中世からの建物が並ぶ広場とか、やっぱり広角で撮りたいし。となると、35mmじゃちょっと狭い。

一般的にレンズ選びは「何を撮りたいか」で決めるのが良いと言う。私の場合、旅行で撮りたいのは主に風景や建築、料理など。なので広角から望遠までカバーするズームレンズがやっぱり便利。そう思って二年前の旅行には18-105mmを持って行った。結果は正解。しかし常にカバンに入れて持ち歩くにはちょっと重かった。始めのうちはいいけど、歩き回っているうちに、肩にずしりとのめりこむような感覚が強くなる。
またズームの宿命でサイズがけっこう大きいので、構えたときの威圧感がハンパない(笑)。この威圧感って仕事で使う時にはわりと有効で、カメラが大きければ大きいほど、撮影される側は喜んでくれる感じ。さらに三脚やレフ板も使えばなお良し。いかにも「プロが撮ってます」的な雰囲気をかもし出すほど良いみたい。
だが仕事の際にはプラスに働く「カメラの威圧感」が、趣味の旅行では一転してマイナスになる。カフェとかでケーキを撮る際、いきなりカバンからズームレンズ付きの一眼レフを取り出したら、周囲の人に「何ごと?」と引かれそうな感じ。って、自意識過剰かなあ。でもその場の「空気」を壊さないためには、自意識過剰なくらいがちょうどいい気もする。

なので今回の旅行にはコンパクトな35mmを持っていこうかなあと悩み中。軽くて明るいというメリットはもちろん、旅行に単焦点一本だけ持ってくのって、なんだか潔くって憧れるんですよね。
それに35mmは小さいから、同じ一眼レフにつけても18-105mmほど威圧感を感じさせないし。でもそれはあくまで「18-105mmに比べると」ってことで、コンデジに比べるとやっぱり威圧感がある。そして画角が狭い。「あの塔の上のオブジェが撮りたい」って時にズームで寄れない。これはなんか、現地についてから色々と後悔しそうな気がする。単に「単焦点一本で撮る潔さ」への憧れだけではフォローできない感じ。理想と現実は違うのだ。

あ、「悩むくらいなら、レンズを二つとも持って行く」という選択肢はないです(笑)。旅先でレンズ交換とか、絶対に面倒くさくてしないだろうし。だから持ってくレンズは一本のみ。しかし「35mm」と「18-105mm」、どっちも「旅レンズ」としては一長一短あって悩む。あー、カフェとかでさっと構えても周りに威圧感を与えないほど小さくて、それでいて広角から望遠まで程よくカバーするズームレンズとか出ないかなあ。それこそが私にとって理想の「旅レンズ」。でももしそんなレンズが実現したら、すごい値段になりそうだ(笑)。

ちなみに「レンズは一本」と決めてるけど、カメラは二台持って行きます。一眼レフの他にコンデジを一台。これは一眼レフに何かあった際(考えたくないけど盗難とか)の予備であるとともに、スタジアム用でもある。ドイツのスタジアムは一眼レフ持ち込み禁止のようなので。あ、でもこれはドイツに限った話じゃなく、だいたいどこの国でも大きいカメラは持ち込み禁止かも。5年前のプレミアリーグ観戦では、まだコンデジしか持ってなかったから大丈夫だったけど、2年前のブンデスリーガ観戦では、入場時の持ち物検査で一眼レフを没収されちゃった。(もちろん試合後には返してくれる)
でも実際、試合観戦中に、でかい望遠レンズのついたカメラを目の前で振り回されたら迷惑この上ない。あれって撮ってる本人は被写体を追うのに夢中で、周りが見えなくなってますから。
なので大きいカメラの持ち込み禁止は仕方ない。それに私の場合、もし一眼レフを持ち込んだら写真を撮るのに懸命になって、肝心の試合をあまり楽しめないような気もするし。肉眼ではなく、ファインダー越しにピッチを見続ける感じで。そうなると本末転倒だ。

でもこれってサッカー観戦に限らず、旅行中でもいえる話だと思う。撮影旅行ならともかく、そうではない普通の旅行で「ついでに撮影」のはずなのに、「せっかく一眼レフを持ってきたんだから」という思いから、常にシャッターチャンスを探してしまって、旅行そのものを楽しめない。いや写真を撮るのも楽しいんだけど、そればっかりに気を取られてしまうのは避けたい。写真を撮るのにガツガツせずに、もっとのんびりと「非日常」を楽しみたいけど、ここでも従来の「貧乏性」が邪魔をして、「せっかく一眼持ってるんだから撮らないと!」と焦りそう。なんせ旅行前から、持ってくレンズのことで悩んでるくらいなんだから(笑)。

そういえば知り合いのカメラマンは、仕事ではない趣味の旅行でも、飛行機から降りたとたんに「全身がカメラになる」と言っていた。とにかく写真を撮ることだけに全神経を傾けてしまうのだと。
このカメラマンの撮った写真は、趣味の旅行写真でもやっぱり素晴らしい。でもそれは、本人の言うように「全身がカメラ」になった結果であって、私はそこまで撮影に全神経を傾ける根性はない。写真も撮りたいけど旅行も楽しみたい。つまりバランス重視(ちゅーとはんぱとも言う)。となるとやっぱり便利な18-105mmに軍配が上がるか。35mmは好みの画角を求めて自分が動き回らないといけないけど、18-105mmならズームリングを回すだけで画角が変化する。普段の生活なら画角を求めて動くのも楽しいけど、ただでさえ歩く事が多い旅行でとなると……うーん。
結論。今回もまた無難に、18-105mmを持って行くことになるでしょう(なんとなく敗北感)。でもって外食時にはコンデジ、かなー。
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一人旅だからできること・できないこと

レストランのテーブルに咲く花@南大阪

一人旅って特に計画を立てずに、その日の気分で行きたいところにふらっと行けるのが魅力ですよね。同行者がいたらまずできないような、勝手気ままな旅ができるところが。
なのにどーして私ときたら、こんなにガッチガチに計画を立ててしまうのか……。
まだ旅行の一ヶ月前なのに、すでに全日程のスケジュールができあがりつつある^^;
往復のフライトとホテルを手配するのは、まあ当然としよう。ライプツィヒからクラクフまでの鉄道チケットを手配するのも、まあ良しとしよう。(ドイツ→ポーランドと国をまたぐし、長距離だし)
しかし「一日目の晩ごはんはこの店でテイクアウトして、翌日のお昼はこの食堂で食べて、3時のおやつはこのカフェに入ってケーキを食べて……」とか、そこまで細かく決めるか、フツー? まるで分刻みのスケジュールで動き回る強行ツアーだ。一人旅の意味ナシ。
これってやっぱり、ネットで何でも情報が得られるのが悪いと思うんだ。(責任転嫁)
宿泊するホテルや観光スポットの近くにはどんな店があるか、そこではどんなメニューを出しているかが、ネットで簡単に調べられるんだもん。
もちろん、そうやって旅先の情報(主に食べ物ですが)を調べるのが楽しいというのもある。特に楽しみにしてるのがポーランド料理。今まで未知の世界だったけど調べるとなかなかおいしそうで、こんな時間にネットで画像検索してはお腹をすかせてる(笑)。さっきもクラクフのピエロギ(水餃子)専門店のメニューを、ポーランド語と格闘しながら吟味してたし。西欧のレストランに比べて値段が安いのもいい。700円も出せばお腹いっぱい食べられる感じ。
しかも料理だけじゃなくアイスクリームもおいしいんですって。ポーランドではアイスクリームのことをロディ(Lody)と言うらしく、コクがあるのにさっぱりしてるとか。……ヤバい。これは太る。帰国したら確実に体重増えてる。しかしホテル近くのロディ屋をすでにチェックしてしまったのでもはや手遅れ。
クラクフに到着した夜は旧市街のレストランでポーランド料理を食べて、まだ「別腹」に余裕があれば帰りに駅隣のショッピングセンターのフードコートでロディを食べて、スーパーで明日の朝食を買って……と、すでにここまで計画済み(笑)。まあ、こんな風にガチガチに計画を立てられるのも、一人旅だからこそ。一人だから、自分の行きたいところに全て行けるよう、強引に計画を立てられる。とはいっても実際は、行きたいところに全て行けずに帰ってくることも多いんですが。ネットの地図では近そうに見えたのにいざ行ってみるとえらい遠くて、あきらめて違う店にしたり。でもそういう臨機応変(その場しのぎとも言う)な対応ができるのも一人旅ならでは。

こう書くと私が「なんたって一人旅がサイコー」派に思われるかもしれないけど、実はそうでもない。同行者のいる旅も大好きです。一人旅とグループ旅(または二人旅)、それぞれに違った魅力があると思う。だから一人旅好きの人にありがちな、複数で旅をしている人(特にツアー客)を見下す目線はちょっと嫌。私は複数で旅行しているのを見かけると、楽しそうでいいなあと思う。特に食事のときは。欧米の料理ってとにかく量が多いから、一人だと一つの料理を食べるのがせいいっぱい。でも複数だと幾つかの料理を注文して皆でシェアできる。あの、色んな料理を食べられる楽しみは一人旅にはない。
しかしバラックの引退試合とアウシュヴィッツを巡る旅とかマニアックすぎて、しかも時期がGWの一ヶ月後とか微妙すぎるので一人で行くしかないのだった。そしていざ一人で行くとなったら割り切って、「あれも見ようこれも食べよう」と目一杯予定をつめこんでしまうのだった。だってせっかく一人なんだもん、この「自由」をフル活用しなきゃもったいない!とか考えて。その根っこにあるのはたぶん「貧乏性」。せっかく安くないお金を使って外国に来たんだから、無意識のうちに「元を取ろう」と思って、あちこち動き回ってしまうんだろなあ。旅先であえて「何もしない日」を作るとか、そんな優雅なことを一度はしてみたいけど、たぶんかえって焦ると思う。こんな風にホテルでだらだらしてる場合じゃない!とか考えて。

でも事前に立てた計画を無事終えて、つまり行きたかったところや食べたかったものも全て達成して、ホテルの部屋に帰ってきた時のあの満足感。なんというか「任務遂行!」みたいな達成感がある(笑)。歩き回って疲れてるんだけど、その疲れさえも心地よくて。そういうときに「一人旅の醍醐味」みたいなものを感じる。同行者がいたらこんなにあちこち自分のペースで歩き回れないし。
夜に一人、部屋で外国のテレビ見たりしてくつろげるのも一人旅の醍醐味かな。あ、でも複数の旅行なら夜でも外出してちょっといいレストランで食事したりできるか。やっぱり一人なら一人、複数なら複数の楽しみ方があるってことですね。
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